アクアラインを越えて「梅乃家@富津竹岡」
年に一度は食べておきたい。そんな風に思っているのだけど、最後にこの店に行ったのは2009年12月のこと。もう3年も経ってしまった。
朝8時に中野を出て、新宿から首都高、アクアラインとひた走り、富津竹岡ICへ。館山道を降りると目指す竹岡式ラーメンはすぐそこだ。
というわけで「竹岡式ラーメン」の雄、というか発祥の店「梅乃家」である。
今回同行のメンツは呑み仲間のSP氏とNT君にHちゃんの総勢4人。開店時間の20分ほど前に着いてみると、すでに10数人の行列。ひえ~、真冬だというのに相変わらずの人気だこと。先頭のおじさん達はきっと地元の常連さんなのだろう、見るからに慣れた感じだ。
クルマを駐車場において、ふるえながら待つことしばし。定刻の 10:00をわずかに過ぎて開店となった。
店の中も全く変わっていないようだ。いいなぁ、この雰囲気。あれ、ご主人の姿が見えない。最近は店には出ていないのだろうか。
席から見えるラーメン作りの様子も変わっていない。七輪で茹で湯を沸かし、何故かチャーシューはガスで煮込む。どちらも大きな鍋を使っていて、鍋というより大きな洗面器みたいヤツだ。
「梅割り 300円」
この店の名物。ドライバーでなければ私も最初はビール、そしてこの「梅割り」と続けたいところだけど、今日は我慢の子。美味しそうに呑む仲間に恨めしげな視線を投げかけつつ、できあがりまでお待ち。
「チャーシューメン 700円+やくみ(タマネギ) 50円」
例によって目の前に置かれると、イッパイに張られたスープがこぼれるのも以前と同じ。
そう、夢にまで見たのはこの姿。いかにも醤油色をしたスープにブ厚いチャーシュー。そうして、この店では薬味と呼ばれるキザミ玉葱の山。
チャーシューをかきわけると、醤油色に染まった中細のストレート麺が顔を出す。この麺が乾麺なんですね。
タレはチャーシューの煮汁で、麺を茹でた湯でこのタレを割るだけという単純なスープに、乾麺という組合せ。
ダシの素でもいいから何かだし汁で割ればとか、ダレない生麺を使えばもっと旨かろうとか考えたことはあるのだけど、その後東京に出来た竹岡式を名乗る店のものを食べてみて、やっぱり「これでいいのだ」とバカボンのパパのように納得しておる次第。
そうして食べても食べても顔を出すブ厚いチャーシューがまた旨い。このチャーシューがあるからこその竹岡式なのだろう。
例によって完食の全汁。今回がお初となる友人達も満足してくれたようだ。私は持ち帰り用の「梅割り」を作ってもらった。3杯分で 500mlのPETボトルがちょうどイッパイという量。900円ね。というわけで、とにかくもやっぱり定期的に食べておきたい「竹岡式ラーメン」なのでした。
店を出ると行列は更に長くなっていて、ざっと30人ほどか。いやぁ、早めに来ておいて良かった。
帰路はアクアラインは初めてだという二人のために「海ほたる」経由。お土産を買ったりしても、13時前には帰り着いてしまって午後がすっかり余ってしまった。もう一杯どこかで食べようかしらん(^^;
さて、お次は八王子。かな?
◆竹岡らーめん 梅乃家 (うめのや)
千葉県富津市竹岡401
10:00-19:00頃 火曜休+月一回の不定休
(水曜に休むことが多い)
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