「麺匠 ようすけ@中野」で濃厚鶏白湯
ちょうど一年前、中野ラーメンストリートにオープンした「麺匠 ようすけ」。お気に入りの店だというのに、ずっとご無沙汰したままだった。
中野駅から家への帰り道、いつでも寄れるという気楽さが返って訪問間隔を空けさせているのかもしれない。そうして、なかなか繁盛しているようだ。鳴り物も入らず、ひっそりとオープンしたお店が、たった一年の間に何よりその美味しさで多くの人に認知され、こうして根付いてくれているのが嬉しい。
幸い今日は空いている。外の券売機で食券を買って着席。カウンターの能書きなどを読み返すうちにご提供。
「濃厚鶏白湯らーめん 730円」
相変わらず美しいルックスだ。いかにも鶏白湯スという白いスープに鶏の胸肉チャーシューと穂先メンマ、糸唐辛子、青ネギ、細かく刻んだ玉葱がトッピングされている。画像右側の別皿にあるのはレモン。
まずはレンゲでスープをひとすすり。う、ウ、旨い! しばらく来ないうちにその旨さが更に増しているように感じた。濃厚鶏白湯という名のとおり、かなりトロミのあるスープは、丸鶏とモミジを10時間以上煮込んだものだそうだけど、決して鶏トリしていない。上手に鶏の旨味を凝縮させている。そんな感じだ。
そうして、これに合わせる麺は中細のやや縮れ麺。加水率低めの麺の食感がこのトロミの強い麺に良く合っているし、スープ自体の持ち上げもいい。
途中で別皿のレモンを絞ってやると、スープがスッキリした味に変化する。どちらも旨いが、最初から入れるよりは味の変化を楽しんだ方がお得な気がする。
鶏チャーシューもほどよい柔らかさ。穂先メンマの食感もいい。青ネギとキザミ玉葱は、濃厚さをヤンワリと中和するのに一役買っているようだ。
うーん、旨い。そう思いながら完食の全汁。同じ鶏白湯の「藤丸」はつけ麺、「ようすけ」はラーメン。私の中ではそんな色分けが定着しつつある。でも、このダシとカエシなら、つけ麺も旨いに違いない。
「藤丸」と双璧をなす鶏白湯の名店。かつてそう書いた。でもその「藤丸」のつけ麺も、うかうかしていられないのかもしれない。
もっと頻繁来なくては、そしてつけ麺も食べてみよう。そう改めて思わせられた推し麺「ようすけ」なのでした。
◆麺匠 ようすけ
中野区中野5-57-4 最寄駅:中野
11:00-22:00 (売切れ終了) 水曜休
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