先日、予定外に2台目の「BD/HDDレコーダー」を買ったことを書いた。このレコーダーはUSBの外付けHDDにも対応しているそうだ。
とは言うものの、どんな外付けHDDでもUSB接続なら大丈夫なんだろうか。レコーダーやテレビの売り場には REGZA対応だの、AQUOS対応だの、もちろんSONY対応だのと書かれた Buffalo や IO-DATA などの製品が並んでいる。コイツらでないとダメなんだろうか。でもバルクHDDに慣れた身としては、かなりお高く感じる。
「Buffalo HD-300IU2」
というわけで、試しに5年ほど前に中古で手に入れた古い外付けHDD(USB2.0)を繋いでみることにした。もちろん当時はBDレコーダー対応などと謳った製品などなかった時代だ。(画像はメーカーHPからのものね)
たったの 300GB。外部記憶装置としては、あまりにも頼りない。が、まぁいい。いちいち付け替えないといけないけど、10台まで「登録」できるそうだし。(HDDに何が録画されているかを書いて、貼っておかないと判らなくなりそう(^^;)
こいつをBDレコーダー"SONY BDZ-AT950W"にUSBケーブルで接続して電源オン。そうしてレコーダーのマニュアルどおりHDDの「登録」作業へと。お、ちゃんと認識してるじゃないの。新規の「登録」をしようとすると、やみくも初期化(フォーマット)をしなくてはならないようだ。その初期化が終わりHDDに名前を付けると登録完了。すると録画もできるし、レコーダー本体とのダビングやムーブ、もちろん編集作業なども普通にできることが確認できた。さらに電源の自動オンオフも活きていた。
なぁんだ、やっぱりUSB接続の外付けHDDならなんでも(但し 32GB~2TB)使えるんじゃないか。高い「対応を謳ったHDD」を買わなくて良かった。(あ、もちろん自己責任ね)
近々メインパソコンのデータ用に使っている 1TBのSATA HDDが飛び出す予定。2TBのものに買い換えるつもりだからだ。そうしたら、そいつにUSBのアダプターをかましてBDレコーダーに接続してやるつもり。10台まで登録できるのなら、ほとんど無尽蔵といってもいいくらいだわな。
・・・でもね、レコーダー本体が壊れたり買い換えたりした場合、このHDDに録画したものは同じSONY製であっても新しいレコーダーには引き継げないようだ。先ほどの「登録」のところで書いたようにレコーダー側にとって新規のHDDは常に初期化(フォーマット)の対象になっているからだ。
「えっ、なんで?」と思うのだが、本邦メーカーさん達の著作権保護に対する強力な?コンプライアンス姿勢がそうさせるらしい。
そうそう、SONY製の場合(だけではないかも知れないが)、外付けHDDに録画したものは直接BDやDVDにダビングできない。一旦本体側にムーブなりダビングした上で、BDまたはDVDに再度ダビングするという手順を踏まねばならない。うーむ。
ダビング10とかコピーアットワンスなんてのをやっているのは日本だけと聞くが本当だろうか。だとすると本邦メーカーさん達は神経質過ぎるのか、それとも闘う気がないのか・・・どっちにしても、かったるいなぁ。
実際のところ、他のメーカーさんのはどうなんだろうか。
個人で楽しむ範囲なのだからHDD内のデータだって次の機械に引き継げてもいいじゃないか。BD-REの容量が大きくなったのと同じじゃないか。そう思うのは私だけだろうか。きっと外付けHDD対応のテレビでも同じように引き継げないんだろうな。(違ってたら教えてくださいまし)
もう一つ、少なくとも外付けHDD対応を謳っているテレビやレコーダーは、そのことを、ちゃんと大書し説明すべきだとも思うけど、どうだろう。それとも近い将来の機械には、それを可能にする気があるのだろうか。
せっかくの大容量記憶媒体が泣いている。
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