「博多ラーメンセンター@飯田橋」のラーメン
富士見で用事を済ませ、いつもの帰り道。目白通りに出て九段下方向へと歩き始めると、路地の奥に毎度その名前が気になっていた店がある。
「博多ラーメンセンター」 なんとも凄い名前ではないですか。よほど自信がないと付けられないというか。さもなければ大ハズレのどっちかみたいな。何度も地雷を踏んでいる身としては、腰も引け気味ではあるけれど、ここは勇気を振り絞って飛び込んでみることにした。
券売機で普通のラーメンを買う。博多系の場合は替え玉が前提なのだけど、その替え玉はなんと 150円。でも、ランチタイムはご飯が大盛りまで無料となっている。おおっ、それなら実にリーズナブル。というわけで空いていた席に座って待つことしばし。
カウンターの天板の上には定番の「紅ショウガ」や「辛子高菜」の他に、ご飯用の「明太ふりかけ」に「コショウ」、「白ゴマ」などが載っている。へぇ~、この「明太ふりかけ」は珍しいなぁ。ご飯にザザッとかけて食べてみたい。そう思っているうちに、ラーメンが出てきた。
「ラーメン 580円」
やや茶濁した豚骨白湯のこってりスープに低加水の極細麺という、その名のとおりまさに博多系ラーメンらしいルックスだ。気になるスープを一口すすってみて、おやま驚いた。なんと想像以上というか、要するに美味しいではないですか。今時としてはたいがいの博多系ラーメンには驚かなくなっているのだけれど、このラーメンは旨い。
いわゆる獣臭がかなり抑えられているのは、土地柄というか今時はそうせざるを得ないという事情もあるだろう。ニオイも博多系ラーメンの一部とはいうけれど、あのきついニオイがダメという人も多いのも事実。
「めし(中盛り) 無料」
こちらはサービスの「めし」にさきぼとの「明太ふりかけ」を適量ふりかけたもの。実際の辛子明太みたいな訳にはいかないけれど、これはこれでいい。
一つ発見。辛子高菜を多めにとって、スープに一度浸してから「めし」に載せて食べるとこれがまた旨い。スープの方にも高菜の風味と辛みが移るので、一石二鳥だ。
中盛りとラーメン替え玉なしで、ちょうど腹一杯。値段的にも味的にも大納得。このお店、どうしてさほど話題にならないのだろう。私的にはこの界隈での推し麺になりそうだ。幸いしばらくは九段下から富士見界隈での用事が続く。再訪を固く心に誓った私なのでした。
◆博多ラーメンセンター
千代田区飯田橋1-8-7 最寄駅:飯田橋・九段下
11:00-24:00 土祝 11:00-20:00 日曜休
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