我が家から最も近いラーメン専門店「ひろまる@新井薬師前」が、この2/25にようやくリニューアルオープンした。リニューアルと言っても内外装まで変えたわけではない。店名を「麺Dining ひろまる」から「牛薫る麺処 嵐風 ARAKAZE」へ。ラーメンもこの名に合わせ牛骨・牛肉ベースのものへと変えたようだ。
以前の店も美味しくて高いレベルのラーメンを提供していたのに、やや高め(かつ麺少なめの印象)の値段設定が仇になったのか、それともおしゃれな店内が地元民の街、新井薬師に合わなかったのか、「広まる」ことがなかった。2009年12月のオープンだったから2年は頑張ったことになる。 (下の挨拶文は右の画から読んでくださいまし)
でもそれも「不如帰@幡ヶ谷」プロデュースのラーメンでリニューアルとなれば、私を含め世のラヲタはほっとかない。オープン日には結構な行列が出来ていると聞いたので、いつでも行ける私的には、その日はパス。
水曜の夜19時頃に行ってみたら、なんとシャッターが完全に下りていて、どう見ても営業していたような形跡がない。オープン直後に休むとは思えないので、売り切れ早仕舞いだったのかな? 「売り切れました」とか書いておけばよさそうなものなのだけどなぁ。リニューアルオープンを延期する時の何ら告知無しにしても、この店はまぁそっけないというか・・・。
さて土曜日の今日、店に着くと店内に3人のお待ち。その中に友人Sがいた。券売機でSは醤油を私は塩を買って、しばらくお待ち。スタッフは店主の他フロア担当の女性がが1人。一回のオペレーションで2杯づつ作っているみたいだ。お待ち人数に対して思ったより時間がかかりそう。
席について食券を天板に置く。ご主人、気がついているのかいないのか。入店の時も「いらっしゃいませ」とは言うものの、お客さんと目を合わせようとしないのは相変わらずだ。常連さんや顔見知りには違うみたいだから、結構な人見知りなのかな。また混んでると余裕がなくなってしまう感じも変わらない。きっと生真面目な性格の人なんだろうなぁ、などと思いながら待つことしばし。で、出てきたのがこちら。
「牛塩らぁめん 720円」
まさに牛薫るという表現にぴったりなスープが旨い。このスープを口にしただけで、「さすが不如帰!」と唸らせられるだけのものがある。牛の濃厚な味に続いて、煮干しの風味がフワリ。若干オイリーではあるものの、うわぁ、旨いやぁ。麺を食べる前から、もう再訪必至という印象。
麺は硬めに茹でられた、全粒粉らしい細ストレート。そばのような食感をもった美味しい麺だ。そして、ややオイリーで牛薫るこの旨いスープをよく持ち上げる。素晴らしいラーメンに仕上がっているなぁ。
トッピングの牛ばら肉と牛スジ肉。これはまた旨いやぁ。こいつでイッパイやりたいもんだ。いやまてよ、ご飯のおかずにも
最適かもしれない。
「牛醤油らぁめん 720円」
こちらは友人が頼んだ醤油の方。スープを一口味あわせてもらったら、あ、こちらの方が私好み。強いて難点を言えば牛と醤油の旨味がドンと来る代わりに、塩と比べると魚介の風味が弱くなってしまう感じ。ザックリというか乱暴にいうと、牛すき焼きの残り汁をタレにして、上手に作ったスープみたいな。乱暴すぎるか(^^;
でもこちらの方が私好みには違いない。今度は、是非醤油をフルで食べてみようと心に誓うのでした。
さてさて、この旨い牛薫るラーメンをもってして、今度は「広まる」だろうか。大学や企業などが近所になく、駅や商店街からも中途半端に距離がある。さらにお客さんが一巡というか ひと段落したあと、この家族連れや庶民の街で果たして・・・。
ラーメンがこの場所に似合わないほど旨いのはよくわかった。後はソフトの問題だろう。
さて、次はいつ行こう。我が家から一番近いラーメン専門店が、更に美味しくなって帰ってきた。なんとか広まって欲しいものだ。
◆牛薫る麺処 嵐風 ARAKAZE
中野区新井5-9-8 最寄駅:新井薬師前
月-土 11:30-14:30 18:00-21:00
金土夜 19:00-25:00
日 11:30から100杯売り切れまで
休業日:未定 (旧店名:麺Dining ひろまる)
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