「深夜プラス1@ゴールデン街」にて
「ジャックヒギンズを知らない? 死んで欲しいとおもう」・・・そんな書き出しで始まった「読まずに死ねるか!」
内藤陳さんが書いたこの本のおかげで、どれだけ素晴らしい小説たちに出会うことができただろうか。ヒギンズもライアルもバグリィも、全てこの本に教えてもらったものだ。その著者の訃報に触れたのが正月3日のこと。
30年近くも前に陳会長が主宰する黎明期の「AFの会」に入り、ヒギンズやマクリーンを読み漁っていた頃が懐かしい。
ゴールデン街の「深夜+1(通称 深プラ)」にも何度か行ったよなぁ。などと思いつつ「凪」の帰りに寄ってみることにした。もちろんこんな早い時間には開いてはいないことは承知の上だ。
着いてみると店の前には、こんな告知が貼られていた。2/4(土)16:00~ 椿山荘で献杯式を行うそうだ。献花・香典は受け付けず平服で。祭壇を前にバーボンで献杯をするという。いかにも陳会長らしいお別れの会だと思った。
家に帰ったら「死にゆく者への祈り(A Prayer for the Dying)」あたりから読み返そう。いや、やっぱりここは酔いどれガンマンが登場する「深夜プラス1(Midnight Plus One)」だろうな。そして Four Roses か BUSHMILLS があればいい。
内藤陳会長のご冥福を心よりお祈りしつつ、お別れの会より一足早く乾杯。
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コメント
内藤陳さん・・・亡くなったんだぁ・・・
私も10年程前までは一年に数回お邪魔していました
何か・・・一時代が終わってしまった感じです
合掌!
投稿: HIRO’S | 2012.02.02 11:50
ども、HIRO’S さん。
HIRO’SさんもAFのファンでしたか。
そうなんです、亡くなってしまいました。本当に一時代が終わったような気がしますね。
最近では、当時の名作がやたらと絶版になってたりして・・・引越しを何度か繰り返すうちに捨ててしまった名作たち。BOOK OFFなどで見つけたら、即買うようにしています。
「読まずに死ねるか!」は手元にまだある(はず)なので、今度読み返したいと思っています。
投稿: BUSH | 2012.02.03 10:24