新店「ラーメン創房 京濱」の塩ラーメン
この9/13、秋葉原にオープンしたばかりの「ラーメン創房 京濱(きょうはま)」である。その名前からして想像ができるように、あの「ラーメン創房 玄」の田中玄氏が捲土重来というか、満を持して「秋葉原に復活!ということらしい。
私が当時の店を訪ねたのは、もう一体何年前のことだろう。とにかくも出かけて見なくては、ということで秋葉原に予定を作ってと。
12時直前に着いてみると、20席ほどの店内は1/3ほどの入り。券売機には沢山のメニュが並んでいたけれど、今日はまだ「塩ラーメン」のみの提供ということらしい。
食券を買うと奥のカウンターに通された。これはいい、玄さんのまん前に座ることができた。玄さんは麺上げ担当。あれ?お隣にいるアシスタント役のお兄さんや周りのスタッフの言動を見ていると、どうやら昔の玄さんと弟子たち または 助手たちという構成ではなさそうな雰囲気・・・。どこかの資本が関係してるとか? 同じ轍を踏まなければいいのだが・・・。
「塩ラーメン 780円」
てなことはおいといてラーメン。塩なのに清湯の醤油みたいな色合いのスープ。でも脂でフタをされた熱々のスープをすすってみると正しく塩だ。
最初はちょっと物足りなく感じた。当然のように天然ダシにこだわって無化調であろうから、私みたいなのを筆頭に、濃い味・強い旨みに慣れた人間には少々物足りないのかと思った。でも、食べ進む内に豚骨と鶏、魚介のダシが染み渡って来る。そして焦がしネギが香ばしさを添えて・・・これは旨いや。
この優しいスープに合わせる麺は極細の縮れ麺。極細なのにモチッとした食感でこれもまた旨い。もちろんスープをよく持ち上げてくれる。
最初は物足りなく感じたのに、一気にこの熱いのを食べさせてしまうだけの力があるんだなと思った。
トッピングは食感があって旨いチャーシューの他、メンマ、キザミねぎ、糸唐辛子、青菜に焦がしネギ。
さすがは玄さん、高い次元でバランスが取れた美味しいラーメンなのでした。醤油ラーメンを始めたら、また食べに行かなくてはなるまい。・・・とはいうものの、秋葉原は私にとって「がんこ八代目」とイコールの土地でもある。なんとかそんな誘惑をも振り切って食べに来ることにしよう。
◆ラーメン創房 京濱 (きょうはま と読むらしい)
千代田区外神田3-1-3 最寄駅:秋葉原・御茶ノ水
11:00~売切れ終了 無休
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