地雷源がリニューアル「肉煮干そば さいころ@中野」
何気なくネットを眺めていたら、あの「地雷源」がリニューアル且つ改称してオープンするという。その名も「肉煮干そば さいころ」だそうだ。
麺をこれまでの三河屋製麺のものから自家製麺に変え、スープも一新するとか・・・おいおい、あの大好きな「我流旨味そば」や「フランキー中華そば」が食べられなくなってしまうのかぁ?
方南町から昨年3月、ここ中野の地に移転してきて、早や1年半。突然のリニューアルに驚くとともに、気になって仕方がないので、とにかくも帰りに寄ってみることにした。
着いてみると、店の外観も内装も何も変わったところは見受けられない。地雷源のロゴをかたどったネオンサインも看板も前のまま。店頭に立てられたノボリと立て看板だけが、「肉煮干そば」「さいころ」を表している。これまで呑み中心だった2階には製麺機を置き、客席は1階だけにしたようだ。
券売機にあるメニューは「中華そば」と「肉煮干しそば」の他に「つけ麺」だけとシンプルなもの。サイドメニューとして「豚めし」「メンマめし」に「黒豚焼き餃子」などがある。取り敢えず店名でもある「肉煮干し中華そば」の食券を買って着席。テーブル上の調味料もたぶん地雷源のままだ。
「肉煮干し中華そば 750円」 で、出てきたのがこちら。きれいに澄んだ醤油色の清湯スープを覆い隠すように沢山のバラ肉チャーシューが浮かぶ。垣間見えるのは自家製の麺。トッピングは他に細切りのメンマとキザミねぎ。そしてナルトが可愛らしい。
その名のとおり煮干し風味の優しくも美味しいスープだ。ちょっと喜多方風でもある。
ツルツル感とコシを併せ持った自家製の中太ストレート麺が旨い。馴染んでもいるだろうし、定評もあった三河屋製麺をやめてまでして、こだわっただけのことはある。小麦粉の旨味と麺自体の歯応えが、それを証明してくれているようだ。
豚バラ肉のチャーシューは柔らかすぎず適度な歯応え。これも旨い。
美味しいし、「さすがは地雷源」と思わせられる水準の高さに仕上がっている。・・・でも、こんなような「美味しい中華そば」ならどこかで食べられそうな。「地雷源らしさ」みたいなものは、今のところまだ見えてこない。
しばらくは試行錯誤が続くのかもしれない。あるいはこのままの方向で進むのか、果たして。
到着時に店の前で看板のメニューを入れ替えていたご主人のKさんは、ずっと2階にいるようだった。
「我流旨味そば」や「フランキー中華そば」が食べられないのはやっぱり残念。そんな風に思ってしまうのだけど、それもいつの日か復活してくれそうな気がする。そしてまた、K(鯉谷剛至)さんのことだ、きっと何か仕掛けてくれるに違いない。楽しみにしていよう。
◆肉煮干そば さいころ (旧:我流旨味ソバ地雷源)
中野区中野2-28-8 最寄駅:中野
営業時間・定休日不明 たぶん無休
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