「がんこ総本家」伊勢海老と鮟鱇・スッポンの塩
秋分の日の祝日。ラ界では「大つけ麺博@浜松町」が開幕の話題が先行しているとか。でも私の興味はそっちにはなくて、例によって「一条流がんこラーメン総本家@四谷三丁目」。祝日だからスペシャルを提供してくれる。
予告では「すっぽんスープの煮こごりをトッピングした、すっぽんと伊勢海老スープ」だという。それは食べてみなくてはならぬ。というわけで、先着5名のみスッポンの玉子付きというサービスを狙って早めに到着。顔馴染みさんとあれこれ話すうちに開店となった。
左が「すっぽんスープの煮こごり」。右は各ドンブリにタレを入れたところ。左側に見える黄色いツブツブが「スッポンの玉子」だ。
「伊勢海老と鮟鱇(あんこう)・スッポンスープの塩 1,200円」
がんこの塩らしくよく澄んだスープの上に、いつものバラ肉ロールのチャーシュー、メンマ、キザミねぎ、海苔が載る。そうして左側手前に見えるのが「すっぽんの煮こごり」、海苔の下に見え隠れしているのは「すっぽんの玉子」だ。
いつもの伊勢海老と鶏、魚介のスープの上に、鮟鱇のアラとすっぽんの身や甲羅で取ったスープを張るという二層のダブルスープとなっている。まずはレンゲで上澄みをひと口。すっぽんのスープが嫌味なくジワリと口の中を満たす。あぁ旨いなぁ。がんこらしからぬ上品な味でもある。
前回のトリプルスープの時と同じ轍を踏まないように、続けて二口ほど飲んで更にすっぽんを味わった後、低層のスープと併せてみると伊勢海老と動物系のダシを感じることができた。
最近の家元は、この二層・三層のスープがお気に入りだ。たしかにあらかじめドンブリの中でブレンドされてしまうより楽しみがあっていい。
これに合わせるのはいつもの硬めに仕上げられた細ストレート麺。底の方からこの細麺を引っ張り出すと、毛細管現象のように上品で旨いスープを持ち上げてくれる。
こちらが「すっぽんスープの煮こごり」。見てください、きれいな黄金色でしょう。スープの上に載せてあるだけでドンドン溶け始めている。なくなってしまう前に少し食べてみると、上品で深い旨味を感じさせてくれる。たぶん「すっぽんの煮こごり」と言うモノを食べるのは初めてだと思うけど、想像したものよりずっと柔らかな味わいのものだった。
そうして「スッポンの玉子」。酒を入れて茹でたものだそうだ。たしかに玉子に共通の味がする。わずかに塩気も感じる。ちょっとした珍味かもしれない。
いやぁ、文句なしに旨かった。こんなラーメンはなかなか食べることができないだろう。食べた者勝ち、そんな貴重な一杯だった。
なお、9/25日曜日は、「牡蠣と柿の天海兄弟悪魔ラーメン」だそうだ。これも楽しみだ。
更に「がんこ池袋」では「水餃子とキノコのあんかけ」だそう。こちらも食べてみたい。うーむ、さてどっちへ逝こう。両方は無理だろうなぁ。
◆一条流がんこラーメン総本家
公式ブログ http://ichijoganko.blog.fc2.com/
新宿区舟町4-1 メゾンド四谷1F 最寄駅:四谷三丁目
11:30-21:00 土日祝 12:00-17:00
平日:牛骨醤油ラーメンのコッテリとアッサリ、 開花つけ麺
土曜:焦がしネギの塩ラーメン (正油もあり)の日
日曜:スペシャルメニュー(通常は悪魔)の日
月曜:休(休祝日の場合は翌日) 2011.4.23 オープン
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