青春のフォークソング@NHKホール
つけ麺で腹ごしらえをした後、向かったのはNHKホール。整理券をゲットするために家内が先着しているはずだ。
ここへ来るのはざっと40年ぶり。新NHKホールが完成して、そのこけら落とし公演のトリ(だったかな?)を飾るコンサートを見に来たのが最初で最後だ。「カラヤン指揮ベルリンフィル」。たしか私は高校2年生で、はがき抽選に見事に当たり狂喜乱舞したのを思い出す。
舞台にはベルリンフィルが勢揃いし、水を打ったように静まり返る聴衆の前にカラヤン様が登場したときの感動は今も忘れない。私との距離はわずか10数m。「神降臨!」、そんな風に思ったものだ。
まぁ、そんな思い出話を家内にしながら、開演を待ったのはこれ。「大集合!青春のフォークソング」。
NHKが年に一回やるフォークソングの特集番組の収録で、家内が出していたはがき抽選に、これも運よく当たったものだ。
司会は泉谷しげるにイルカ、南こうせつの3人。他の出演者は五つの赤い風船、遠藤賢司、小椋佳、木村充揮、佐藤公彦、杉田二郎、トワ・エ・モワ、夏川りみ、ばんばひろふみ、樋口了一、山崎ハコ、山本潤子。
一緒に歌える曲ばかりだろうと思っていたけど、そうでもなくて、知らない曲もあった。それでも定番「いちご白書」では、わかっていてもジワリと来てしまったし、山本潤子は他の人の曲でも歌いだした途端、もうハイファイセットだし。
生の夏川りみはこんなにも声量があって 且つ 上手かったのぉ?みたいな。電波を通してでは判らないド迫力、どれも素晴らしい演奏だった。出演者の皆さんも同世代の仲間たちがいると気合が入るんだろうね。
最も印象的だったのは、元?憂歌団の木村充揮。フォークソングのはずが何故かブルース。それもとてつもなく純度の高い。曲目は「嫌んなった」。恥ずかしながら聞くのは初めてだったけど、始まって間もなく、もう「すげぇ」「すげぇ」を連発していた。
歌い終わった後に、MCで泉谷しげるが「この人は人間国宝にしてもいいんじゃないか」と言っていたのだけど、それが単なる冗談ではなく、ウンウンとうなづいてしまうくらい素晴らしいものだった。今度CDを探さなくては。
収録が終わったのは22時過ぎ。たっぷり3時間半超のライブを満喫した。やっぱり音楽はライブに限るよなぁ。
ちなみに、この番組の放送は NHK-BS2 で 2/19(土) 20:00-22:30。しっかり録画しなくては。
BUSHにしては珍しい音楽鑑賞ネタ。今月はたぶんもう一つ面白い音楽鑑賞ネタが入ります。
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コメント
今がピークのりみちゃんは上の世代を圧倒したのでしょうか?
ちなみにもうひとつはあれですか?(笑)
投稿: しんぺー | 2011.01.15 14:15
ども、しんぺーさん。
りみさん、凄かったですよ。圧倒でしないかもしれないけど、相当なもんです。
もうひとつの方は、まだどうなるかわからない状況です。
投稿: BUSH | 2011.01.17 00:44