新店「トナリ@東京」のタンメン
この6/15、丸の内の東京ビルTOKIA地下にオープンした「トナリ」である。元々は「六厘舎@大崎」の「隣り」、「ジャンクガレッジ」の跡地にサードブランド?として「タンメン」を売りにオープンしたものが、昨年9月に東陽町に移転。この店はその支店(丸の内店)ということになるようだ。
午後4時少し前という時間、行ってみると先客は一人だけ。まさにビジネス街の真っ只中なわけだから、この時間にそうそうお客さんがいるわけもない。でも、私のように昼食時間が不規則な人間にとって、この中休みなしでの営業というのはありがたい。
着席して注文したのは当然この店のウリである「タンメン」。出来上がる直前に「ニンニク入れますか?」ならぬ、「おろし生姜入れますか?」と尋ねられた。思わず「ゼンマシデ」などといってしまいそうになるのをこらえ、取り敢えず「ハイ」。タンメンに生姜ってのは合うのか? デフォでいいのか?などと思いながらも待つことしばし。まぁとにかくも出てきたのがこれ。
「タンメン 700円」
野菜炒めの左側に丸く小山になっているのが、ニンニクのように粗くおろした生姜ね。全体はいかにもタンメンらしい仕上がりで、見た目からもシャキシャキ感が伝わってくる感じ。
スープを一口すすってみると、あ、これは旨いやぁ。さすがは六厘舎系と思わずうならされた。
タンメンというと、真っ先に思い出すのは「はつね@西荻窪」の野菜だけで一切の雑味を排除した清清しささえ感じるタンメンなのだけど、ここのはそれと対極をなしているように思う。豚肉やタコ足などの具材の旨みに、野菜の甘みが合わさった複雑な味。旨味の強いスープに仕上げている。野菜はモヤシにキャベツ、にんじん、ニラ、コーンなど。
六厘舎系なのだから、きっと浅草開化楼製なのだろう。極太平打ち麺は、やや硬めに茹でられていて、ツルツル感と歯ごたえの両方を感じさせてくれる旨い麺だった。もちろんこの強いスープにも負けないで、最後までコシを残していてくれた。
おろし生姜を途中で溶かしてみたけれど、この強い味のタンメンになら結構合うなと思った。私的にはなくても問題なし。まぁ好みでしょう。
シャキシャキの野菜を味わいながら、美味しいタンメンを食べた。もちろん完食の全汁。最後にスープを飲んでいて思った。これを味噌ベースで仕立てたら、そのまんま美味しい味噌ラーメンになるに違いない。
◆トナリ 丸の内店
千代田区丸の内2-7-3 東京ビルTOKIA B1
11:00-22:00 無休
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