「がんこ八代目@末広町」で醤油コッテリ
浅草橋の問屋街でひと仕事おえた。中途半端な時間、やっている店は少ない。どうしようかと考えて秋葉原まで歩くことにした。15分ほどだろう。そして秋葉原といえば私にとってはここ「がんこ八代目@末広町」である。
中国人観光客と思しき人たちが、この牛骨の下がった店をモノ珍しそうに写真に撮っていた。この集団の中で同じように写真を撮っている違和感のない私が居る(^^;
ここへ来ると「塩」を選択することが多い。さて今日は何を食べよう。券売機の前でわずかに悩む。
「コッテリ(醤油)+味玉 800円」
ひさしぷりのに食べる「末広町」の醤油だ。醤油+コッテリは私の中ではピッタリハマっていて、とてつもなく旨く感じる。気分によってはタレを増量してもらうこともあるのだけど、今日は「まんま」で行くことにした。
この上品な背脂も、今では出してくれる「がんこ系」は少なくなった。そしてこれがまたブラックペッパーとよく合うのですよ。
いつもどおり硬めに茹でられた細縮れ麺に、このスープと背脂が絡む。ああ旨い。そうして例によってスープの中に沈めておいたバラ肉ロールのチャーシューが溶けかけたところを麺と一緒に頬張る・・・シアワセ。更に超半熟トローリの味玉を割って、黄身とともに頬張ると・・・もうタマりません。
豚骨魚介と言っても今時のこれでもかというようなドロリとした豚骨でも魚粉バリバリの魚介でもない。上手にそれぞれの旨みだけを抽出した澄んだダシに醤油ダレ。そんな「今時」に慣れてしまった舌をリセットするスッキリした「ショッパ旨さ」を是非ご堪能あれ。。
いつもここの紫蘇風味の「塩」を進めることが多いけど、この醤油もバツグンです。是非に是非にとお奨めしておきます。
◆元祖一条流がんこ 八代目
千代田区外神田3-7-8 最寄駅: 末広町・秋葉原
11:30-16:00 17:00-19:00(スープ切れ終了) 日月祝休
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コメント
ブッシュさん、作家になれますね。阿刀田孝先生は食べ物の表現がとても上手ですが、ブッシュさんも引けを取りません。この文章、読んでいるだけでよだれが出てきました^^。いいなあ。。
「たまりません」はこっちのセリフです。これ読んでいると食べたくて食べたくておかしくなりそう><。
僕も今度行ってみよう(どうしても覆面に向かってしまうので)。
投稿: kaz | 2010.01.27 11:30
ども、kazさん。
お褒めいただいてありがとうございます。でも、比較の対象が本職の作家さんだなんておこがましくて・・・こっぱずかしいっす。
でも、これを読んで、あるいは見て食べたくなって貰えたら嬉しいかぎりです。
ちょっと足を伸ばして末広町までどうぞ。神保町からなら20分今日で歩けると思います。
投稿: BUSH | 2010.01.28 02:38