笑顔と涙の体育祭
現在高3の次女が通う学校の体育祭を観に行った。ここには長女も3年前までお世話になっている。
3年生たちにとって最後となる体育祭の演目には、その3年生全員で舞う恒例の「荒城の月」というのがある。彼女たちの父兄のみならず、ほかの観客の皆さんにとっても、この演舞は必見のもので、それぞれビデオやカメラを構え撮影に余念が無い。

入場から既に演技が始まっている。このあと広いフィールドいっぱいに広がって演舞する「荒城の月」は見応えがあるどころか、感動的でさえある。
毎年先輩たちの練習風景や演技を目の当たりにして育ち、その伝統の重みを認識した上で、自分たちも同じように舞いたい。彼女たちはそう思い、決して強制ではなく、春からこの日のために練習を積み重ねてきたのだ。
夏に膝のじん帯を手術した次女も、体育祭のこの演目に照準を合わせてリハビリに取り組んできた。ほかの皆と全く同じようにはできないけれど、なんとか間に合った。

そして今日は好天に恵まれた。本当に晴れて良かった。さぁ今年は君たちの番だ。


家内と私にとっては長女に次いで、娘がここで舞うのを見るのは2度目。3年前と比べても彼女たちの演技に遜色はなかったろう。というか、それは問題でさえない。高校野球を見て試合結果だけを語ることが無意味であるのと同じだ。

演技が全て終わり、指導してくれた先生のもとへ全員で駆け寄るシーンには、毎回胸を熱くさせられる。本当に感動的だ。彼女たちの顔には安堵の笑顔と、達成感と感謝が入り混じった涙がある。
集まった父兄たちはもちろん、先生方や下級生たちからも惜しみない拍手が贈らていた。
18才、この貴重な時期に学年全員で目標にできるものがあるなんて、なんと羨ましいことだろう。卒業まであと半年、彼女たちには、残されたこのかけがえの無い時間を大切に、そして笑顔で過ごしていって欲しいと思う。
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コメント
こどもの運動会って、いつまでも泣けますよねぇ……。
高校3年(とその3つ上)のお子さんがいらっしゃるなんて、チョーびっくりですっ!!
投稿: みうたんパパ | 2009.10.07 01:19
ども、みうたんパパさん。
朝早くから校庭にシートで場所取りをしてまで、見に行ってたのは、娘達が小学生・中学生の頃まで。
考えてみると、子供の運動会(体育祭)に行くのもこれが最後。そう思うとなんだか寂しいなぁ。親としては、とても楽しみな行事ですものね。
投稿: BUSH | 2009.10.07 02:58
……みうたんにそんな日が来ると思うと…………うっ……。(←想像してしまったらしい)
投稿: みうたんパパ | 2009.10.09 01:34
ども、みうたんパパさん。
私も家内も「これが最後」みたいなことはすっかり忘れてました。もう少し気合を入れて、朝からちゃんと行けばよかったかな、なんて。
小中学校時代の運動会が懐かしい。みうたんパパさんも、カメラにムービーに沢山の思い出を残してあげてください。
投稿: BUSH | 2009.10.09 07:54