中野新風エイサー@09桜祭り
例によって新井薬師公園にはステージが作られ、毎年カラオケ大会などをやっている。興味の無い曲を大音量で無理やり聞かされるのは興ざめだと例年思っていたのだけど、今年から初めて「中野エイサー」が呼ばれてステージ前で演舞することになった。この公園に集まる花見客たちに初めてエイサーが披露される。酔客にどう受け止められるかは別にして、エイサーが中野によりいっそう浸透していくことだろう。これも嬉しいことだ。
中野には主なエイサー団体が二つあって、その一つがこの「中野新風(あらかじ)エイサー」だ。都内のいくつかの大学の学生さんが中心になって活動しているエイサーで、学生ながら実に本格的なエイサーを披露してくれる。
12時半。まずはその「中野新風エイサー」の演舞からスタート。
春休み中ということもあるのだろうか。今回は演者の人数が少なめだ。そのせいか、やや迫力に欠けるような気がする。
でも、学生さんのエイサー隊というのも大変だ。毎年入れ替わりがあるのだから、そのつどチームを作り直さねばならない。春4月というのはまさにそういう時期で、ひょっとするとチームとして最も不安定な時期なのかもしれない。
それにも関わらず、彼らは楽しげにそして元気一杯に演じてくれた。大太鼓、太鼓の男たちは力強く、手踊りの女性たちはにこやかにのびのびと。
地方(ジカタ・三線)も忘れてはいけない。彼らの演奏と歌声がないとエイサーにならないのだから。30分弱の出番だったけど、観客にしっかりエイサーを印象付けて演じきってくれた。学生らしい伸びやかなエイサーを見せてくれた「新風(あらかじ)」のみんなに大きな拍手を。
◇中野新風(あらかじ)エイサー
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