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2008.12.31

哀愁のラーメン納め@安曇野

 信州は安曇野に来て、年越しラーメンと言えばここばかり。地元に愛されているラーメン屋さんというのもあるけれど、大晦日にやっているところが他にないというのが最大の理由(^^;
 というわけで、家族三人で今年も松本市は梓川倭にある町のラーメン屋さんである。

081231t1

 「チャーシュー麺大盛り 1,000円」
 キャベツのサラダが付くのがこの店の特徴。そして豚骨と鶏ガラのダシに醤油ダレという昔ながらのスープに中細縮れ麺。まぁ、実にスタンダードな町のラーメン。
 でもこんな普通の味が地場では支持されているいるんですな。我々が入ったときは幸い空いていたけど、あっという間に行列ができたことからもそれがわかる。もちろん私も結構気に入っているラーメンだ。

 もう一つ。今回のオペレーションには驚いた。我々が頼んだ大盛りチャーシューを一つと普通のラーメン二つというのを、ご主人が勘違いしたらしく、チャーシューメン三つとラーメンを一つで作り始めたようだ。

 何かヘンだなと思っていたのだけど、チャーシューとメンマのトッピングをやり終えたあたりで、ご主人も奥さんに言われて気がついたらしく、なんとこれを大盛りチャーシュー×1とラーメン×2に作り変え始めた。一度トッピングしたチャーシューとメンマを一旦取り出して、大きな器にスープと麺を移し、更に麺を増量し、再度トッピングするという離れ業というか荒技だ。

081231t2 いやもう目の前でやっているのだから、手に取るようにわかってしまうのだけど、ご主人全く臆することがない(^^; 滅多にないことかもしれないけど、それでもきっとこの店では当たり前の大ワザなんだろうなぁ。

 

 ご主人に「はい、どうぞ」と目の前に出された時には、思わず笑ってしまいしたね。ベチャベチャのチャーシューにいつもより濁ったスープ。そしてブヨブヨの麺。いやはや、もう笑うしかない。東京でこれをやられたら、間違いなく文句を言ってしまうところだけど、そこはそれ。郷に入っては郷に従えと言うではないかいな。

 きっと来年もここでラーメン納めをするのだろうなぁ・・・他にないんだもの。

 というわけで、最後はちょっとナンだったけど、今年の「ぶぅログのーと」はこれでおしまい。来年もまた宜しくお願いいたします。皆様、良いお年を。

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コメント

 思わず過去ログの写真を探して確認したら、確かにスープが少し
濁っていて、表面の脂(ラード?)も細かくなっている様で、その工程を
窺い知る事が出来ました。

 些細な事に拘らない、心の広さを学んだ気がします。

 今年も美味しそうな写真とレポ、楽しみにしています。

投稿: utah | 2009.01.03 02:43

 ども、UTAHさん。

 わざわざ、過去ログを探してくれましたか。お手数をおかけしました。

》些細な事に拘らない、心の広さを学んだ気がします。

 ご主人の姿勢に学ばねば?(^^;

 私はこの地でなければ、キレていたかも知れませんね(^^;
 てか、諦めに似た、鷹揚さとでも言いましょうか。

 本年も宜しくどうぞ。

投稿: BUSH | 2009.01.03 19:12

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