映画「ハッピーフライト」
昨日封切りされたばかりの「ハッピーフライト」である。あの「ウォーターボーイズ」や「スイングガールズ」の矢口史靖監督の作品だというので、以前から注目していたのだけど、昨日になって娘から、もう始まってるよと教えられた。
というわけで、試験期間中で遊んでられない娘を残し、家内と二人で出かけることにした。
映画館はいつもどおり「夫婦50割引」を利用できる「ユナイテッドシネマ豊島園」。昨日の早いうちにネット上で座席を予約しておいたので、席もほぼベストという後ろよりのど真ん中。並ぶ必要もないから 10:00の上映時間に合わせてクルマでGO!

以下若干ネタバレありのため、ご注意。
冒頭はパイロット役の田辺誠一が、計器トラブルにより旅客機を海に突っ込ませるという007的ツカミのシーンから始まる。のだけど、最初からシミュレーターによる訓練だということが想像ついてしまっていたので、それほどの効果はなかったかな。
そして主演はなんとなく、その田辺誠一と綾瀬はるかみたいな扱いになっているけど、実際のところ、この映画に主役はいない。いるとすれば、旅客機とそれに関わる人々みたいなところだろうか。(綾瀬はるかの天然っぷりは、実は素でやっているのではないかと(^^;)
コックピット内のパイロットとコーパイのやりとりやCAの舞台裏などは、今更これといって目新しいものではなくても、グラウンドの様々なセクションの活動や様子をわかりやすく、且つ親しみやすく紹介してくれている点は、結構新鮮みがあって面白い。
でも、やはり矢口監督と言えば「ウォーターボーイズ」であり「スイングガールズ」だろう。それに対してこの作品は、出演者自身が実際にシンクロや楽器を特訓して覚えて行くみたいな課程があるわけではないし、その出演者達もほぼ無名の新人達というわけでもない。だからそんな雰囲気を期待していった家内の感想は日光の手前(今市)だったようだ。
でも私はそこそこ楽しめた。前述のような普段目にすることのない管制塔やOCC(オペレーション・コントロールセンター)の様子、さらには嵐の中でクラブ状態でのランディング、なんてシーンは飛行機モノ好きには必見の映画かもしれない。対気速度を測るピトー管なんて専門用語も初めて知ったしね。
というわけで興味のある方は、矢口史靖監督の映画ではあるけれど、これまでの路線とはちょっと違うものとして、観に行くことをお薦めします。でも、見終わった後の爽やかさは、共通しているかもしれない。
◆ハッピーフライト "Happy Flight"
http://www.happyflight.jp/index.html
◇ユナイテッドシネマ豊島園
http://www.unitedcinemas.jp/toshimaen/index.html
新しくて座席の間隔にゆとりがあって、映画館利用者は上映時間+αの駐車場利用券を貰えるので、クルマでも便利。ネット予約もできる。
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コメント
はじめまして、frankと申します。
昨日ようやく見てきました。
非常にテンポがよく、バランスのとれた映画で楽しめました。
これだけの俳優さんがそろっているのに、それぞれ見せ場があり、
時任三郎さん、田辺誠一さん、綾瀬はるかさん、田畑智子さん、
寺島しのぶさん、吹石一恵さん、岸辺一徳さん...
全員好きになりました。
スウィングガールズも好きですが、今作でさらに矢口監督が好きになりました。
投稿: frank | 2008.11.24 13:34
ども、frankさん。コメントどうもです。
私も「スイングガールズ」のスペシャルエディション持ってますぅ。コンサートのヤツものね(^^ゞ
このハッピーフライトの方は、よく取材されているという印象の強い映画でしたね。名の知られた役者さんを使っている効果も出ていたと思います。
そう、おっしゃるとおり軽快なテンポのエンタテイメイントに仕上がっていると思います。
投稿: BUSH | 2008.11.24 16:46