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2008.10.30

C氏が打った武蔵野うどん2

 この夏、C氏が打ってくれた「武蔵野うどん」である。あの「エン座」と同じ「農林61号」という小麦粉で打ったものなのだけど、夏に半分ほどを食べて以来、ずっと冷凍庫の中で眠らせていた。いつの間にか食べる機会を失っていたのを、ようやく出してきて食べてみることにしたわけだ。

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 冷凍のうどんは解凍などせずに、そのまま沸騰したお湯で茹で上げるのがコツ。少し長めに茹でて、後は冷水でキッチリ締めてやる。

 良かった、冷凍しておいたせいで小麦粉の風味もさほど落ちずにしっかり残ってる。うん、旨いねぇ。ちょっとコシは消えかけている感じはあるものの。これなら市販の生うどんよりは上。

Caribyudon11 これをお手製の肉汁に浸けてと。この肉汁は市販のめんつゆを水で伸ばし、ネギとバラ肉を加えて、軽く煮ただけという簡単なもの。これで充分旨いんですな。
 そうそう「一反木綿」がいいでしょう?

 Cさん、また打ってくれないかなぁ。最近ではパンに使う「オーション」なる粉も仕入れたそうだ。オーションと言えば二郎系。きっと今度は二郎風の極太麺を打ってくれるに違いない。あとは問題はスープをどうするかだなぁ。あの二郎系スープはおいそれとは作れないだろうし。
 Cさん、「油そば」なんかどうでしょう? 期待してまーす(^o^)v

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2008.10.29

「山頭火@新宿南口店」の塩チャーシュー

 新宿西口のヨドバシカメラでプリンタ用のインクのお買い物。ついでに今時のCPUやメモリ、グラボなどをヨダレもんで眺めて、ため息をついたりして(^^; 今の電源は使えるのだろうか、筐体とHDDだけしか使えないようだと相当高くつくだろうなぁ、なんてね。

 で、昼飯はどこで食べようかと考えて「やすべえ」へ回ったら行列。一緒に行った同僚がここにしようと言うので「山頭火@新宿南口」である。

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 「塩チャーシュー 1,050円?」
 見てのとおり、もうまさに山頭火のラーメンですな。白濁した豚骨魚介のスープに加水率低めの細麺、ニンニクの風味。トロ肉という名のチャーシュー。他にトッピングはキザミねぎとナルト、キクラゲ。さらに小梅のトッピング。

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 今ではもう慣れっこになってしまったけど、初めて東京に進出してきた頃は、この味が大好きだったのを思い出す。でもかつてのような感動は・・・チャーシューが旨かったから、まぁいいか(^^)

 同僚は満足したみたいだったけど、私はちょっと足を伸ばして、「海神」か「町田家」あるいは「若月」あたりに行きたかったなぁ。

◆山頭火 新宿南口店
 新宿区西新宿1-18-5 最寄駅:新宿
 11:00~23:00 無休らしい

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2008.10.28

「むろや@御苑」の試作梅塩つけ麺

 先週に続いて、今日も新宿御苑で途中下車。またしても「むろや@新宿御苑」である。がんこ仲間なF氏によると来月用の限定メニューの試作品を「裏メニュー」扱いで食べることができるという。となれば、行かねばなるまい。

 今日も 12:45頃についてみると、先客は5人だけ。しかも皆さん既に食べている。ということは完全にひと段落したところのようだ。券売機で買った「つけ麺」の券をだしつつ、小声で「梅塩つけ麺できますか?」と聞いてみた。良かったOKのお返事。でも「梅塩の場合は50円増しでお願いします」だって。なるほど、普段の限定の時の値段なんだ。

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 「試作 梅塩つけ麺(中盛り) 800円」
 手前の小皿に載っているのは「梅肉」。これを麺の方に付けても、つけ汁の方に浸けて溶かし込んでもいいようだ。まずは梅肉だけを味見してみる。うん、これなら大丈夫。割りとショッパめで美味しい梅肉だ。

 麺につけて食べてみると、まさにストレートにこの梅肉の味がする。次いでスープに半分ほど溶かし込んで、麺を浸けてみる。うん、こっちの方がいい。魚介の味の向こうに梅の香りと塩気が見える感じ。残りの梅肉を全部溶かし込んでみると、当然梅の風味が強くなって、さらに私好み。
 この店の「塩」が旨いのはもう何度も経験済みだ。これに梅肉を和わせるという。合わないはずはないではないか。料理の基本「塩梅(あんばい)」とはよくいったもの。文字どおりとはこんなときに使う言葉なのかもしれない。

 具はチャーシュー、穂先メンマに水菜、キザミねぎ、そしていつもの柚子。浅草開花楼製の極太麺を、この穂先メンマと一緒に食べると、これがまたなんともいえない食感。

 来月の正式版「限定」がとっても楽しみなのでした。
 そうそう、今月の限定「海老塩」は先週一杯かと思ってたら、今週もやってました。訂正しておきます。

◆ラーメン むろや
 新宿区四谷4-25-10 最寄駅:新宿御苑前 or 四谷三丁目
 11:00-15:00 17:00-21:00 日曜休?

・麺の量(中盛まで同じ値段)
 ラーメン: 並 180g (700円) 大盛 270g(+100円)
 つけ麺 : 並 200g 中盛 300g(750円) 大盛 400g(+100円)

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2008.10.27

もつ焼き石松@中野

 中野昭和新道商店街の早稲田通り側出口近くにある「もつ焼き石松」である。
 以前は毎日のように通っていたのだけど(って帰り道だけど)、ここのところ諸般の事情により、この店に行く回数を減らしていた。そんなわけで約半月ぶりの訪問であり、ここに載せるのは1ヵ月半ぶりになる。

 例によって「パニパニ」で一杯飲ったあと、石松を覗いてみると、思いのほか空いていたので、それじゃあと寄ってみることにした。

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 まずはコリッコリの「ナンコツ」を塩で。ワサビで喰うとより旨いのです。

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 お気に入りの丸いヤツ、「つくね」の塩と、「シロ」はタレで。

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 お次はメインイベンターの「レバサシ」。こいつを今日はゴマ塩で頂きます。トロッとしてコリッとして、なんともいえない食感。今日のはちょっと白っぽくて、なかなかよし。やっぱここのレバサシは私的日本一だわ。

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 続いて「テッポウ」のタレ焼きと、定番「レバーのよく焼き」。もう、文句ない、文句ない状態。
 空いているせいで、注文すると出てくるのが早いの。あっという間に結構腹が一杯になってしまった。四分の一ほど残っていたキンミヤもホッピーで飲み切って、新しいボトルを入れておいた。

 かな~りデキ上がったみたいで、いい感じ(^^ゞ うーむ、わずかな時間なのに「パニパニ」と併せて一本かな。
 お勘定して貰って、おとなしく帰ることにした。2,500円ほどだったっけな? キンミヤのボトルを入れてもこれだもの。相変わらずコストパフォーマンスのいいこと、この上ない。

 あれっ? 今日は短い時間だったにせよ、顔見知りに一人も会わなかったなぁ。こんなのも珍しい。

◆もつやき 石松(いしまつ) 旧「もつ焼き春」
 中野区中野5-50-8  最寄駅:中野
 本来の営業時間 19:00~未明または早朝まで。木曜休
 日祝は休み多し。営業時間もあまりアテにはなりません。

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地デジって遅れてるんだ

 そんなの常識。世の中とっくに進んでいるんだから・・・。

「地デジの方がアナログより3秒ほど遅れてる!」(我が家比)

 「今頃気付いたの? ってか、知らなかったの? それこそ遅れてるよ」と言われても仕方ないけど、地デジ対応テレビを入れて3ヵ月半。先日の巨人×阪神戦を見ていてようやく気が付いた次第。

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 たまたまパソコンでアナログ放送の野球中継を見ていて、すぐそばの地デジ対応テレビでは娘達が別の番組を見ていた。CMになり娘達が野球中継にチャンネルを合わせたら、なんだか違う。同じ放送局、同じ野球中継なのに、映っている場面が少しづつ違ってる。

 最初は地デジとアナログでは使っているカメラが違っていて、そのせいで微妙にアングルが違ったりしているんだろう、くらいに思っていたのだけど、どうやら違う。地デジの方がまるで追っかけ再生みたいに、アナログ画像に遅れているのだ。
 デジタル信号を変換して画像にするためにはどうしても必要なタイムラグらしい。もちろんBSデジタルも同じね。(RAMやCPUのスピードが上がると、ある程度解消されるのかな)

 そのお陰で、ラミレスの決勝2ランホームランを、地デジで見ていた娘達に一瞬早く「予言」してやることができた。「ラミレス、2ランだ!」ってね。娘達もビックリしてた(^^; 「七瀬ふたたび」ならぬ「BUSHふたたび」だ(^^ゞ

 アナログだって家庭の受像機で画像になるまでには一瞬のタイムラグがあるのだろうけど、それが3秒?もあると、「それってLIVEって言っていいの?」ってな疑問がわいてくるわけですよ。だって同じ場所にいながら3秒前に結果を知ってる人達がいるんだもの。例えばスポーツバーで観戦しててゴールシーンで盛り上がってたけど、何故か隣りの大衆酒場の方が3秒さきに盛り上がっている、なんてことも起きているわけで。

 衛星中継ではよくある話だけど、地デジの場合は同じ時間、同じ場所にいるのに、興醒めするような、なんだかヘンな感じ。

 このタイムラグを利用すると、解説者が次にピッチャーが投げるボールを直前に正確に予測できるとか。うん?待てよ その予測も3秒遅れて届くのだから、やっぱダメか(^^; でもアナログを視聴している人が、デジタルを見ている人に対して、そこだけは優位に立てるんだなぁ。

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 朝、画面の左上に出ている現在時刻の表示もデジタルは3秒づつ遅れてるわけだ。あれ?DVDレコーダーなどはNHK教育の時報に合わせて自分の胎内時計を更新しているはずだけど、それも遅れてるわけ? 時間差を計算してその分戻しているんだろうか・・・
 上の画は朝の天気予報の映像。左がPCのアナログで右が地デジ対応テレビ。同じNHKの天気予報なのに画像が違うでしょう?
 (2008.10.29追記:朝、NHKの時刻表示(画面左上のヤツね)をアナログと地デジで見比べていたら、なんと両者同時に時刻が変わっていた。映像も音声も数秒遅れているのに、時刻表示だけが一致しているって、どういうこと? とっても不思議。)

 でも、この程度なら、ちょっと「気持ち悪い」くらいで済むけれど、もしも1秒を争う緊急地震速報なんかだったら、この3秒のロスは致命的かも。
 3秒あったらガスを消すことができるかも知れないし、テーブルの下に潜り込めるかもしれない。高いところにいる人はどこかにしがみつくことができるかも知れないものね。P波をキャッチして、数秒から10数秒でホンモノの揺れがくるのだそうだから、その中の2~3秒はとてつもなく貴重な気がする・・・のだけど、そんなことは、どこも報道してないよね、きっと。

 するってぇと、時報というのはラジオが一番正しい、というか最も標準時に近いっていうことになるんだろうか。

 なんだかヘンなハイテクというかデジタル化なのでした。遅れてるぅっ!

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2008.10.26

「がんこ@池袋」上海蟹の悪魔

 家元が旅に出る前、最後に作っていた「悪魔」を再現できるのは今ではここだけなのだろう。その問題の人は、どうやら西アジアの内陸で悪魔を作ったりしているらしい(^^;
 というわけで、「がんこ池袋」「悪魔の日」である。例によって早めに行って「がんこ仲間」な皆さんたちと立ち話。

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 店の前には開店前だというのにすでに骨がぶら下がっている。そしてその下の網の中には、ちょっと判りにくいかもしれないけど、今日のメインの具材である上海蟹がうごめいている。

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 12時の定刻に開店。店に入ると、蟹の素晴らしい芳香がする。そして目に飛び込んできたのは豚バラ肉の「悪魔肉」。もう悪魔ファンなら、これを見ただけでパブロフの犬状態。ついご飯が欲しくなってしまう。

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 寸胴の中には上海蟹が見える。10kg使ったそうだ。そしてこの濃い醤油色のタレ。これが悪魔ダレなんですな。

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 今回は、先着の10人ほどについてだけ、上海蟹の蟹味噌か身を付けてくれるという。それではと蟹味噌(左)の方を選択。
 で、出来たのがこれ。

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 「上海蟹の悪魔ラーメン(中盛り) 1,000円」
 真ん中右寄りに載っているのが甲羅についた蟹味噌。いやぁ、蟹のダシがほんとうに良く出てます。そして、あとから魚介の旨味がジワリ。早稲田時代に比べると若干マイルドだけど、それでもそれなりにショッパ辛くて旨い家元直伝の「悪魔」になっている。
 トッピングには、その蟹味噌の他に、悪魔肉、味玉、メンマ、キザミねぎ、海苔。

081026gi09 麺は加水率高め?の中細で、ツルツル感の強いもの。この麺も悪魔に良く合っているなぁ。ショッパいスープが良く絡んで、ほんと旨い。途中から一味唐辛子を適量加えてやる。これがまた悪魔には良く合って、ダシの旨味を引き立ててくれる感じ。「がんこ系」ではコショウや一味を使う人は少ないみたいだけど、私は必ずと言っていいほど加える方。かつて家元が「コショウや一味はラーメンに付きもの。味を壊すなんてことはない」とも言ってたもの。

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 こちらは、トロットロの味玉と、ものすごくショッパ辛く煮込まれた悪魔肉ね。うまそうに見えるかな? 最後に甲羅についた蟹味噌を箸でこそげ落としながらスープをすくって飲むと、甲羅酒ならぬ甲羅スープ。いやはや、なんともシアワセ(^o^)v

 身体には、血圧には良くないだろうなぁなどと思いつつも、完食の全汁。悪魔注入が完了したのでした。
 さて、次回はいつやってくれるだろうか。

◆元祖一条流がんこ 池袋店
 豊島区東池袋1-13-12 最寄駅:池袋
 営業時間:11:30頃-22:00頃(中休みありかも)ほぼ無休

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2008.10.25

「覆麺@神保町」問題のアノ人は今5

 10月のデスマッチでカベの貼り紙を確認したら、「あの人は今」シリーズ?の文章が変わっていた。先日までコンゴ奥地でコウモリを追いかけていたと思ったら、今度はどうやらアフガンで逃げ回っているらしい。

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 「あなたが探している問題のあの人は今、今度はアフガンでランボーに悪魔ラーメンを食べさせた所、すっすりハマッてしまい、是非弟子にしてくれと追いかけられ、必死にジャングルの中を逃げ回っているそうです。 本当に困ったものです.アンガーラ.続く!!」ですって。

 おっ、初めて「悪魔」とい名前が出てきた。ということは問題のあの人は、やっぱりあの人のことなのか?(^^;

 それに、ランボーのアフガンは20年も前のことだし、だいたいアフガンにジャングルなんてあるのか? などとツッコミどころもいくつかあって、ほんとに楽しい貼り紙なのでした。

 アンガーラっ! コンガコンガ!

◆覆麺(ふくめん)
 千代田区神田神保町2-2 のあたり 最寄駅:神保町
 11:00-22:00 不定休(無休らしい)

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「覆麺@神保町」上海蟹の塩ラーメン

 毎月第4土曜日は「覆麺@神保町」の「覆面デスマッチの日」だ。前夜「とらさん」に今日のイベントのことがUPされてしまったせいか、今日の行列は凄い。開店時間の11時には50人近い行列ができていた。

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 例によって、たけぞうさん光右衛門さんアミーゴさんFILEさん、メガネさんと、この手のスペシャル仲間も集まって、あれこれ話しながら待つのもいつもどおり。

 今日は開店時間まぢかになってもミスターブラックのパフォーマンスはなかった。代わってメインのダシとなる上海蟹が店頭にディスプレイされて、定刻よりわずかに遅れて開店。

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 左がその上海蟹。右は今日の寸胴だ。黄色いアクのように見えるのは蟹味噌のものだそうだ。他に判るのは大量の昆布とネギにリンゴ。ホタテの貝柱は沈んでいて見えない。

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 「上海蟹とホタテ貝柱の塩ラーメン 1,200円」
 黄金色に澄んだスープは、黒覆面氏が作る塩ラーメンの特徴でもあり、お馴染みのもの。一口すすってみると、おっショツパぁ! 思わず嬉しくなってしまう。甲殻類の風味は強くなく、これぞ上海蟹ぃ~とか、ホタテぇ~みたいな感じはしない。私のバカ舌では判らないだけかもしれないのだけどね(^^ゞ

081025fj05 麺は平日のものより若干細め。いつものトロットロのバラ肉ロールのチャーシューがトロけたところを麺と一緒に頬張ると、お口の中の桃源郷状態。いやぁ、ほんと旨い。トッピングは他に刻みネギにメンマ、カイワレ。
 例によって完食の全汁。やっぱり黒覆面氏のスペシャルは美味しい。何が出てくるのか、どんな味になるのか、毎度ほんと楽しみだ。

 来月のスペシャルはいよいよ「悪夢」だ。店内の貼り紙には「初めての方、要注意」と書いてあった。でも、それはおかしい。「覆麺」で「悪夢」なるメニューを出すのは、今度が初めてのはずなのだから。(^^;

◇年内のデスマッチ予定
 11/22 悪夢 地獄醤油貝柱のラーメン
 12/27 グランドデスマッチ アンキモスープの味噌ラーメン

◆覆麺(ふくめん)
 千代田区神田神保町2-2 のあたり 最寄駅:神保町
 11:00-22:00 不定休(無休らしい)

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2008.10.24

「むろや@新宿御苑」の限定海老塩つけ麺

 昨日に続いて「むろや」の限定海老塩狙いである。ここのところ御苑づいているなぁ。でもこの店の「塩」ならラーメンもつけ麺も食べてみたいので、ここまで足を伸ばしてしまうわけだ。

 12:45頃、雨のせいか先客は三人だけ。空いてていい。例によって券売機で限定つけ麺を買ってと。

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 「限定 海老塩つけ麺(中盛り) 800円」
 この店の限定海老はもう、お馴染みだ。例によって多めに盛られた、桜海老が真っ先に目に付く。そして香りもまさに海老。そしていつもどおり柚子。

 実際にスープをすすってみても、海老の強い風味に続いて魚介が来る感じだ。具はラーメンと同じくチャーシュー、穂先メンマに水菜。やっぱりここの「塩」は旨い。浅草開花楼製の極太縮れ麺もいい仕事してます。この麺で「油そば」をやってくれたらなぁ、とは私だけの感想か。

 帰りがけに入ってきた常連らしき人が、何やらまた新しい裏というか試作メニューを出してもらえるようだった。そっちはまた来週の楽しみにしておこう。って、出してもらえるのか?(^^;

◆ラーメン むろや
 新宿区四谷4-25-10 最寄駅:新宿御苑前 or 四谷三丁目
 11:00-15:00 17:00-21:00 日曜休?

・麺の量(中盛まで同じ値段)
 ラーメン: 並 180g (700円) 大盛 270g(+100円)
 つけ麺 : 並 200g 中盛 300g(750円) 大盛 400g(+100円)

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2008.10.23

「銀座五行」で四季のラーメン

 「ラーメンダイニング 五行」と言えば、あの河原成美氏による「一風堂」の別ブランドとして有名だ。

081023gg01 ラーメンダイニングという名のとおり、麺酒家をコンセプトにした、そして「一風堂」とは一線を画した格調高い店作りが印象的でもある。

 「五行」とは「万物は木・火・土・金・水の 五種類の元素から成る」という中国発祥の思想に由来するものだそうだけど、これをラーメンに置き換えると、例えば「ダシ、タレ、麺、具、心」の5つとか。まぁこれは私の勝手な当て推量で、本当はもっと深遠なところにあるのかもしれない(^^ゞ。

081023gg02 そんな「五行」がと言うか当時「一風堂」の河原成美氏が、2001年から始めた「四季のラーメン」は、年に2~3回、その時々の旬の素材を使って、氏自らが創作する渾身の一杯なのだそうだ。しかも全国に5つある「五行」のどこかの店でのみ開かれるという、いわゆるレアなイベントになっている。
 そんなイベントに運良く塩哲さんが予約を取ってくれた。

 銀座2丁目ベルビアビルの7Fにある格調高い店の前に着いたのは、待ち合わせ時間の19時少し前。店の前には行列ができていて、既に塩哲さんとたけぞうさんが先着して待っていてくれた。

 今回は予約用に100杯、当日用に100杯の計200杯が用意されたのだけど、予約はすぐに一杯。当日分も開店時間の18時過ぎ頃には完売してしまっていたようだ。

 ちょうど店の前には河原氏がいて、ご挨拶することができた。TVなどマスコミに露出する機会が多い氏は有名人でもある。かくいう私もナマ河原氏を見るのは、これでようやく二度目だ。

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 間もなく入店して着席。内装も格調高いけど、見てくださいこのお箸。これだけでもカッコイイよね。店内にはたくさんのスタッフがキビキビと立ち働いている。聞くと各地の「一風堂」や「五行」の支店から支店長クラスが10数人、応援に駆けつけているそうだ。 にも拘わらず、さきほどまで入り口のところにいたはずの河原氏が、自らフロアを担当して水やラーメンを運んでいたりする。こういうところにもご人徳が現れるのだろう、さすがカリスマと言われる人物である。

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 「四季のラーメン 1,500円」
 今回で14作目になるというこのラーメンのテーマは、「アラ燻薫(あらくんくん)」。この「アラ」は漢字で魚ヘンに荒と書き、関東では「クエ」という魚のことだそうだ。次の「燻」は燻製の燻で、最後の「薫」はかおるという意味。
 つまり「アラ(クエ)」でダシをとったスープに、旬の魚「クエの燻製」と、まさに旬「焼きマツタケ」が薫るというわけだ。

 この素晴らしい清湯スープを見て下さい。上品な塩ベースのスープは味も薄め。でも、しっかり旨みを感じる。クエで潮汁を作り、そこに平戸の焼きアゴ、帆立貝柱、げんこつなどから取られたダシを加えているそうだ。
 トッピングは「クエの燻製」と「焼きマツタケ」の他に、左上に見えるのはゴーヤとくずの磯辺揚げ。そしてラディッシュの芽。右にある薄いオレンジ色はラディッシュ?冬瓜? 何だろう。

081023gg07 加水率高めの麺は、番手の違う太さの麺が数種類。と思ったら、太さが違うのは「手切り」だからだそうだ。基本的には細麺なのだけど、これがまた食感を変えてくれて、且つ、よくこの清湯スープを持ち上げてくれる。何より、麺自体が旨い。

 そうして燻製を口に含むと、えも言われぬ芳香が鼻腔を満たしてくれる。魚の半身ををドンと燻製にするのではなく、一枚一枚を燻煙して香りと味をつけ、さらに充分に風乾もしているに違いない。使ったのは桜のチップと・・・この甘い香りは、ひょっとしたらリンゴもかも。

 トッピングの中で最後に口にしたのは、やっぱりこれ「焼きマツタケ」。考えてみるとマツタケを口にするのは。この秋初めてかもしれない。魚介のスープに燻製と松茸の薫りが溶け込んで、もう堪りません。上品で、そして滋味深いとはこういうのを言うのだろう。

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 ドンジリに控えしは、「栗おこわのおにぎり」。これをわざと少し残したスープに入れて、オジヤのようにして食べるわけですな。これがまたもう堪りません。

 1,500円というお値段では「これは安い!」、そう思わせるラーメン、というよりも「料理」だった。いつまでも食べていたい、飲んでいたい。そう思いながら完食の全汁。ともかくもそんな至高の一杯なのでした。

 帰ろうとすると、河原氏がお客さん一人一人に頭を下げてらっしゃる。うーむ、さすが。こちらの方が頭が下がるというものだ。

 塩哲さん、今回もどうもありがとうございました。

◆ラーメンダイニング 麺酒家 銀座五行
 http://ramendining-gogyo.com/index.html
 中央区銀座2-4-6 銀座Velvia館7F 最寄駅:銀座一丁目・銀座
 月~水 11:00-16:00(15:30 LO) 17:00-24:00(23:00 LO)
 木~土 11:00-16:00(15:30 LO) 17:00-翌3:00(翌2:00 LO)
 日   11:00-16:00(15:30 LO) 17:00-22:30(22:00 LO) 無休

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「むろや@新宿御苑」の限定海老塩

 今週いっぱい「むろや」で、限定を出しているという。富久町方面へ行くついでに新宿御苑で降りて寄ってみることにした。
 もうじき13時という時間、店内は半分ほどの入り。券売機の前で一瞬「つけ麺」にしようかどうか迷ったけど、「塩」ならばラーメンで行くのだ。「限定」を買って着席。いつもの助手君の方に食券を渡しつつ「大盛り」をお願いした。

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 「限定 海老塩らーめん(大盛り) 750円」
 最初に目に付くのは、小さな桜海老が沢山トッピングされていること。そしてその海老の芳香とともに、柚子の香りがふわりと立ち上がってくるのはいつものとおり。
 いかにも食欲をそそりますな。実際スープをすすってみると、まずはその海老の風味がガンと来て、そのあとに魚介の風味がついてくる感じ。硬めに茹でられた浅草開花楼製の中太麺は、相変わらず美味しい。
 チャーシューや穂先メンマの味付けも、いつもながらのうまさだ。他にトッピングは水菜に柚子。

 私の好みからすると、ちょっとだけ海老が強すぎる感じはするものの、塩との組合せは文句なし。充分以上に美味しいラーメンなのでした。明日も来られたら、また「限定海老塩つけ麺」の方もイッてみたいと思っている。

 今週いっぱいまでです。未食の方はお早めにどうぞ。

◆ラーメン むろや
 新宿区四谷4-25-10 最寄駅:新宿御苑前 or 四谷三丁目
 11:00-15:00 17:00-21:00 日曜休?

・麺の量(中盛まで同じ値段)
 ラーメン: 並 180g (700円) 大盛 270g(+100円)
 つけ麺 : 並 200g 中盛 300g(750円) 大盛 400g(+100円)

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2008.10.22

新宿御苑で限定「ねぎそば」

 お気に入りの店のひとつである。新宿御苑からも四谷三丁目からもほぼ等距離。わずかに新宿御苑の方が近い。

081022mry0 その新宿御苑駅を出て四谷方面に向かい、サンミュージックのあるビルの角を左折。しばらくして左側にあるお店・・・といえば判る人には判りますね(^^;

 F氏からここで、ある裏メニューが食べられると聞いた。(まだ試作段階で、提供しないかもしれないので店名を伏せて) 今日は限定の「海老」シリーズをやっている日なのだけど、そっちは置いといて、券売機にお金を投入しつつ「ねぎそばはできますか?」と小声で(^^;聞いてみた。すると「今なら空いているから大丈夫だよ」とうれしいお返事。

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 「試作?ねぎそば(大盛) 800円?」
 見た目だけだと、あまり美味しそうに見えないかな? でも、出てきた瞬間にねぎの香りに混じって、素晴らしい柚子の芳香が。いやぁ、このお店らしいではありませんか。
 濃く茶濁したスープは豚骨魚介のいつものダシがベースみたいだ。これにチャーシュー?と多めのネギを炒めて、その炒め汁ごとごそっとトッピングしたのがこれ。ちょっとショッパくて、私好みのスープに仕上がってます。

081022mry2 麺は例によって、浅草開花楼製の中太麺。やっぱり旨い。ここのラーメンは、いつもちょっと、もうひとつ物足りないものを感じるのだけど、この塩系と極太麺を使うつけ麺は別。この「ねぎそば」も、実にいい味出してます。あっという間に完食の全汁。

 多めのネギのせいで、身体はポカポカと温まり汗が吹き出してきた。これは冬向けのメニューとして是非、通常メニューにしてほしい逸品だなぁと思ったのだけど、オペレーションに手間取るので、そのセンはないみたいだ。だから当面というかずっと裏メニュー扱いだって。

 でも、「空いている時間帯ならいつでもどうぞ」と言ってくれたので、店名までは伏せなくてもいいのかも知れない。
 とは思うものの、教えてくれたFさんが伏せているので、私も見習っておきます。

 今週中に限定の「海老塩」を食べに来ようと思っている。

◆ラーメン ○○○
 最寄駅:新宿御苑前 or 四谷三丁目
 11:00-15:00 17:00-21:00 日曜休?

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2008.10.21

自宅で「讃岐うどん」

 先日「パニパニ」で呑んでいると、嬉しいお土産を頂いた。讃岐へ嫁いだ中学の同窓生がこちらに帰省していて、私にも分けてくれたものだ。
 そう、讃岐と言えば「うどん」でしょう。

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 香川県三豊市の「福井生麺所」の生うどん。以前にも頂いたことがあるものだけど、まさにホンマモン、本場もんの「讃岐うどん」ではないですか。「生麺所」ってところがいいよね。

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 7分ほど茹でて、一緒に付いていた専用のダシ醤油とおぼしき醤油で「釜玉」にして食べた。旨そうに見えるかな? 実際食べてみると讃岐うどんらしい、ツルツル感とコシがあって、もう言うことなしなんですな。こんなレベルの高い「生うどん」が簡単に手に入る讃岐という土地が、つくづく羨ましいと思うのでした。

 どうもありがとうね、Kさん。

◆福井生麺所
 香川県三豊市豊中町岡本1660-3
 0875-62-2174

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2008.10.20

「二郎@川崎」でヤサイダブル

 先週に続いての川崎である。時間はお昼をかなり廻ったけど、まだ間に合う。というわけで、久しぶりの「二郎@京急川崎店」である。

 着いてみると外に行列は無し。中に4人いるだけだ。ラッキー。あまり時間が無かったからありがたい。入り口のところに立っていると、友人のI島さん似のご主人に「大きさは?」と聞かれた。迷わず「小で」と答える。
 13時半過ぎという時間、券売機からは「豚(チャーシュー)」が消えていた。残念。ま、いいか。その代わり野菜を増やして貰おう。
 着席してしばらくした頃、「ニンニク入れますか?」と聞かれて、今日の呪文は「ゼンブマシデ。ヤサイダケダブル」。この店はヤサイが多い方ではないから、ブタがない時はこれくらいがちょうどいい。

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 「小ブタ 700円」
 しまった、「麺硬め」をコールするのを忘れてた。ここのは柔らかめなのだったっけ。半年ぶりだと、もう忘れてる。まぁ、たまにはデフォルトのままもいいだろう。
 あれ?キャベツの割合が多いようだ。前回来たときもそう感じたけど、これ嬉しいことだよなぁ。モヤシが殆どだと飽きるものね。何よりキャベツから出る甘さがいいのですな。

 「ゼンマシ」にしてあるから「タレ」も多めだ。これが「ヤサイダブル」にはふさわしい。今日のスープはいつもよりちょっとアッサリ目に感じたけど、それでも旨い。そして今日も「ブタ」が柔らかくていい。この画では隠れてしまっているけれど、形のよいチャーシューが分厚く切られていて、それが食感も刺激してくれる。

 二郎らしい極太ストレート麺は、やっぱりちょっとユルめだけど、これはこれでよし。とにかくも大満足の一杯なのでした。

 二郎系を食べるのは4ヶ月ぶり。更に直系の二郎で食べるのは半年ぶりだ。以前の自分と比べると驚くほど回数が減っているけれど、やっぱり好きな味。なんとか、機会を見つけて、また「二郎」したいものだと思っている。

◆二郎 京急川崎店
 川崎市川崎区本町 2-10 最寄駅:京急川崎 or JR川崎
 11:00-14:00 18:00-22:00 土 11:00-16:00 日祝休

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2008.10.19

「覆麺@神保町」日祝の新メニュー

 先週に続いて「覆麺@神保町」である。昨日朝のフジテレビ「めざましどようび」で、この店が神保町界隈の話題の店みたいな感じで取り上げられていた。わずか2~3分だったけど、先日平日朝にやってたテレビ東京の「朝はビタミン!」よりは影響力がありそうだ。

081019fj00 さて、前回の記事の中でお知らせしたとおり、今週から日曜祝日用のメニューが、これまでの「ホタテ貝柱のスープ」から、「背脂」を使ったラーメンに変わる。何故変えるのか? 先週の黒覆面氏の話によると、ホタテ貝柱は見た目に変化がないので、判らない人には判らないらしく、判りやすくするための変更だそうだ。引き出しのやたら多い黒覆面氏のこと、今後もきっといろんなメニューを出して来てくれるに違いない。

 テレビの影響も考えて、いつもより早めに店の前に着いてみた・・・のだけど、開店時間になってもお客さんは私一人だった(^^;

 定刻より5分ほど遅れて開店。入ると今日は黒覆面氏(ミスターブラック)の方はいなかった。聞くと今日は休みだという。土日は白黒交代で休みを取っているようだ。そんな話を比較的?日本語に堪能な白覆面氏としていると、お客さんが徐々に増えてきて、じきに満席となった。

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 「背脂ラーメン(コッテリ) 780円」
 コッテリとスッキリが選べるようになっている。はたしてスッキリがどんなものなのかは判らないけれど、コッテリはこれ。この一種独特な背脂は、かつて「問題のアノ人」が1年と少し前に某所でたぶん初めて出したモノに非常によく似ている。白い背脂のいわゆる「コッテリ、チョッテリ、アッサリ」のあれ系を想像していたので、意表を突かれた感じ。でもすぐに「なるほどねぇ」とも思った。

 スープは昔懐かしいというくらい、しっかり濃い醤油味のするものだった。まずはその醤油味がガンと来て、続いて煮干しや大量の昆布の風味がジワリと来る。このスープというかタレは、この延長線上にデビルの味が見えるような、そんな濃くて旨味のある醤油スープだ。タレを少し追加して貰うと余計にその感を強くした。

081019fj05 麺は極細のストレート麺がやや硬めに茹でられていて、先週までのホタテとの見た目上の変化は、スープの色がより濃くなっていること以外には、まさにその背脂の部分だけ。やや歯ごたえのある、どこか内臓系を思わせる食感のあるこの背脂は、アブラというより肉か軟骨の一部を含んだ背脂肉という感じがする。

 バラ肉ロールのチャーシューやメンマ、焦がしネギ、モヤシなどのトッピングはいつもと同じ。やっぱり美味しいラーメンに仕上がっている。嬉しいなぁ。黒魔術に魅せられているようだ。これでまた日曜日の楽しみが増えた。

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 ちなみに上の画は、前出の一年と少し前に某所で食べた「ニューこってりの醤油」だ。モヤシと焦がしネギを加えたら・・・スープの色と味は違うけど。ねぇ(^^;

 なお、問題のあの人はまだ、コンゴで消息不明のまま、みたいだ(^^;

 例によって「ごちそうさま、アンガーラっ!」と言って店を出た(^^;

 注:今回の画も携帯のカメラによるもの。見にくくってすいません。

◆覆麺(ふくめん)
 千代田区神田神保町2-2のあたり 最寄駅:神保町
 11:00-22:00 土曜は21:00、日曜は18:00まで
 いずれもスープ切れまで 不定休(無休らしい)

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2008.10.17

「めじろ@川崎BE」の塩ラーメン

 約ひと月ぶりの川崎である。例によって中途半端な時間。駅のそばからそうそう離れるわけにはいかない、となると、もうここ「川崎BE」の「ラーメンシンフォニー」しかない。

 ここで一番有名なのは「なんつっ亭」。でも私のお目当てはここ「めじろ」である。代々木に本店があって、お気に入りの店だし、そちらならいつでも行けそうなのだけど、不思議と代々木で途中下車をすることは少ない。中央線に乗るとつい家路をというか、中野への道を急いでしまうからだろう。

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 「塩らーめん 730円?」
 いかにも「塩」という感じの熱々のスープに細ストレート麺。最初に目を引くのは太いメンマとパラ肉にチャーシュー。そして、これが「めじろ」の特徴でもあるのだけど、全体にまんべんなく散らされた多目のキザミネギ。

 スープをすすってみると、アッチッチ。そう熱々なのもこの店の特徴。柔らかい上品な塩ベースの中に魚介の風味がほどよく効いてジワリとウマイ。

081017mk02 やや硬めに茹でられた加水率低めの細ストレート麺が、このスープをよく持ち上げてくれる。そして絡みついてくる白ゴマが一種の隠し味になって、あとからその風味がついてくる感じ。
 太めのメンマのコリッという食感がいい。バラ肉のチャーシューにも柔らかい塩味がついていて、柔らかな食感も文句ない。あと1枚食べられたらいいな、そう思った。

 全体に「上品な」そんな感じのする美味しいラーメンなのでした。川崎駅でお腹が空いたら是非一度どうぞ。

◇ラーメン・シンフォニー
 いわゆるラーメン集合施設で、「なんつっ亭」を初めとして「めじろ」「本丸亭」「大山」「いまむら」「くにがみ屋」と6つの有名店が入っている。

◆七重の味 めじろ 川崎店
 "http://www.mejiro24.com/index.htm
 JR川崎駅ビルBE 地下1階
 ラーメン・シンフォニー内 11:00-22:00 無休(元旦のみ休)

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2008.10.13

「がんこ西早稲田」一作目ラーメン

 体育の日、祝日。約二週間ぶりの「がんこ西早稲田」である。通常だと休業日なのだけど、今日はスペシャルを提供してくれるという。11時過ぎに呑み仲間のS氏と待ち合わせてクルマでGO!

081013gn02 例によって少し早めに着いてみると、がんこ仲間の皆さん(塩哲さん光右衛門さんたけぞうさん)が揃っている。いつもどおり情報交換などしているうちに定刻になり、無事開店。入り口には「本日一日だけ復活、一作目ラーメン」と書かれた紙が置いてある。店内の告知文には「家元が25年前に高田馬場で最初に作った牛骨ベースのラーメンを再現します」とある。なんとも楽しみではないですか。なるほど「がんこの歴史はこの味からはじまった!」のですな。

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 「一作目ラーメン(醤油味)大盛+味玉 1,000円」
 こってりにしてもらった。久しぶりの牛骨スープだ。まずは一口すすってみる。私のバカ舌では豚骨との差がイマイチわからない(^^ゞ いつもよりスッキリした印象ではあるのだけどね。

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 醤油ベースのスープは、ショッパ過ぎない程度にショッパくて、あとから魚介の風味が来る。いかにも「がんこ」らしい味だ。極細の麺とトロトロのチャーシューなどの具はいつもと同じ。

 同行のS氏によると、ショッパくてとても全汁はできなかったけど、昔懐かしい味のラーメンだったとのこと。完食全汁の私はと言えば、25年前だろうと今だろうと、要するに「がんこ」らしい醤油ラーメンで、美味しくいただけたのでした。

 また休みの日にイベントをやってくれるといいなぁ。

◇残る10月のイベントは下記のとおり。
10/21(火) 14:00より 牡蠣風味の塩ラーメン 900円
10/29(水) 12:00より 塩こってり 一作目&三作目 900円

◆元祖一条流がんこ 西早稲田店
 新宿区西早稲田3-15-7 最寄駅:西早稲田、高田馬場
 12:00-19:00 土日祝休

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2008.10.12

2008中野まつり

 申し分のない秋晴れ。今年も「中野祭り」の季節だ。なんともう33回目を数えるのだそうだ。毎年この催しを楽しみにしている人たちは多いと聞く。人出をみればそれも納得だ。この「まつり」を支える裏方さんたちの努力を思うと頭が下がる。ご苦労様です。

 さて、「覆麺」でブランチを取った後、一休みしてから中野サンプラザ前の会場まで出かけてみることにした。

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 会場に着いてみると、ちょぅどチアリーディングの演技をやっていた。元気いっぱいで見ているのも楽しい。

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 そして、お目当ての屋台。例年どおり沢山の屋台が出てる。もちろん真っ昼間から酒が飲めるからなんですね(^^ゞ

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 友人のいる新井西町会のテントの脇でウーロンハイを一杯二杯。そして例年ここで公務員試験を目指しているという学生さん達がやっている地酒の屋台で「寒中梅」を一杯。うん、文句なし。これこそが、この祭りの醍醐味。学生さんたち。来年も宜しくね。

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 そして、もう一つのお目当て、「東京中野真南風エイサー」の演舞。三連休の中日とあって、見物客もいつもに増して多い。秋晴れの下、演技する彼らも楽しそうだ。
 例によって、彼らの写真を大量に撮らせてもらった。またスライドショーにして持って行かねば。

 爽やかな秋風のもと、気持ちの良い一日を過ごすことができたのでした。

◆中野祭り
 http://www.heart-beat-nakano.com/info-renew/08/33th-nakanomaturi.html
 毎年10月の第一または第二土曜日から二日間行われている。中野サンプラザ前の公園がメイン会場。多くの屋台が出ており、沢山の人でにぎわっている。

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「覆麺@神保町」問題のアノ人は今4

 2週間ぶりの「覆麺@神保町」である。少し早めに着くと一等賞だった。しばらくすると後ろに何人か並び始めた。今日は定刻に開店。この時点でお待ちは私を入れて6人。

081012fj03 例によって、店に入って最初に見るのは正面の壁に貼られた「あの人は今シリーズ?」。おっ、更新されてる。先日はこれが「ミスターブラックのプロフィール」に貼り替えられていたので、もうこのシリーズは終わってしまったのかと、残念に思っていたのだ。でもよかった、これで「アノ人」の消息を知ることができる(^^;

 で、それによると「あなたが探している問題のあの人は今、『今度はコオモリでスープを作ると言って、コンゴ奥地の洞窟に一人入ったまま、今だ消息不明です。どんな味だろう?』 本当に困ったものです.アンガーラ.続く!!」となっていた。ニャハハ、楽しいねぇ。さすが黒覆面氏、ファンの心をくすぐるのがウマイ(^^;

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 「ホタテ貝柱スープのラーメン 780円」
 今日は日曜日だから、日曜祝日限定のこれ。いつもと変わらない醤油ベースのラーメンなのだけど、その名のとおりホタテ貝柱の風味が素晴らしい。一等賞の私に味玉をサービスしてくれた。

081012fj07 麺はこのホタテ用にいつもより細い、極細ストレート麺がカタメに茹でられている。例によって細かく刻んだニンニクと豆板醤を香り付け程度に少量加えてと。ウマイねぇ。焦がしネギの甘みがアクセントになっているのも、いつものラーメンと同じ。
 具はバラ肉ロールのチャーシュー2枚と、多めの茹でモヤシにメンマ、キザミねぎ。このラーメンは、具のモヤシ7チャーシューを麺と一緒に頬張って食べるのがコツ、だと思っている。一度お試しあれ。

 さて、黒覆面氏(ミスターブラック)が、随分上達した、でもまだたどたどしい日本語で私に伝えてくれたところによると、この日祝限定の「ホタテ貝柱スープのラーメン」は今週が最後だそうで、来週からは背脂を使ったラーメンに変えるそうだ。それがいわゆる黒覆面氏の出身であるコンガ王国的な「こってり」を意味するのかどうかはわからない。楽しみにしていよう。

 「アンガーラっ! キモサベ!」という言葉に送られて店を出た(^^;

 注:今回の画は携帯のカメラによるもの。見にくくってすいません。

◆覆麺(ふくめん)
 千代田区神田神保町2-2のあたり 最寄駅:神保町
 11:00-22:00 土曜は21:00、日曜は18:00まで
 いずれもスープ切れまで 不定休(無休らしい)

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2008.10.11

08秋・東村山うどん旅「とき」

 「野口製麺所」を出て、さてお次はどこに行こう。大盛りにしなかったので、まだ充分腹には余裕がある。空いている「こせがわ」にしようかと思ったけど、また茹で置きに当たるとヤだなぁと。

081011th01 そんなわけで時間的にも行列を覚悟して、このお店に決めた。
 武蔵野うどんの聖地・東村山の雄、「手打房とき」である。
 店の前に着いてみると、幸い外に行列はなし。店の中は満席だったけど、すぐにカウンター席が一つ空いて座ることができた。でもここからが例によって長かった。ご主人が一人で全てを作っているので、時間がかかるのだ。約30分後、ようやく出てきた。歩いた時間と合わせて小一時間。お腹もかなりこなれてきてちょうどいい。

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 「肉汁うどん 600円」
 まず出された「うどん」を生のまま、すすり込む。しっかりと小麦粉の味がする、それも地粉の味だ。なぁんて正確にはわからないのだけどね(^^; でも、いかにも「武蔵野うどん」らしい「とき」の味だということはわかる。「讃岐」のようなツルツル感とは違って、またコシというよりは硬いというほうが似合う。噛んだ歯を押し返すような食感なのだ。

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 これを肉と野菜の甘みが溶け込んだ肉汁に浸けて、頬張る。旨いなぁ。ほんと、東村山に住んでいる人がうらやましい。途中でラザニアみたいな幅広麺(一反木綿)口に入れて、ちょっとした変化を楽しむ。旨い一杯だった。

 せっかくの土曜日だから、もう一店とも思ったけど、今日はこれで腹一杯の幸せ一杯。
 また「トトロの盛り」ぢゃない、「トトロの森」が色づく頃に来てみよう。

◆手打房 とき
 東村山市野口町1-7-10
 11:30-15:30 17:30-20:30 日曜休

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08秋・東村山うどん旅「野口製麺所」

 土曜日。久しぶりになんの予定もないというのに外は雨模様だ。昼メシは近場にしようかと若干弱気になったけど、昨日心に決めたとおり東村山を訪ねてみることにした。

081011ns01 西武新宿線東村山駅に着いたのは 11:30過ぎ。そこからテクテクと10分ほど歩いて、住宅街と畑が半ば混在するところにあるのが最初のお店「野口製麺所」である。
 武蔵野うどんの聖地東村山にあって、ピュアな讃岐うどんを食べさせる有名店だ。小雨の降る中、店の前に着いてみると、夏前と変わらぬ佇まいのままそこにあってくれた。

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 12時少し前だというのに雨のせいか先客はなし。例によって「天ぷら」と「おでん」を好きなようにとってきて、まずは生ビールで一杯。うん、至福の一時ですな。そして、土佐の銘酒「美丈夫」。むふふ、真っ昼間っからこんな贅沢な時間を過ごしていいのだろうか。(^o^)v

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 「温卵うどん(冷) 600円」
 この店での私の大のお気に入りメニューだ。冷水で締められたツルツルで、しっかりとコシのあるうどんの食感が素晴らしい。そして、適度な旨味のあるいりこダシのつゆ。いかにも「讃岐うどん」なんですな。

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 そうして、見てください。この温玉のオレンジ色。健康な鶏の産み立て卵だからこそという色だよね。これがネットリとうどんに絡みついて、もう言うことなしの一杯なのでした。

 さて、次はどの店に行こう・・・。

◆野口製麺所
 東村山市野口町4-46-1
 11:00-15:00 土日夜の部 18:00-21:00 無休らしい

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2008.10.09

「YamiYamiカリー@中野」のランチ

 毎日のように前を通っているのに、ここのところご無沙汰だった。「アジア型 YAMITUKIカリー YamiYami」である。

081005yy01 中野駅からだと北口に出て、中野ラーメンストリートを北上、早稲田通りに出る直前の右側にある。以前は「つけ麺職人」という店があった場所なのだけど、そこに居抜きで入っている。これまでも何度か食べているけれど、この地区ではお気に入りのカリー屋さんだ。ちなみに本店は、あの「がんこ西早稲田」の隣りにある。

 ここのランチセットは結構お得だ。夜の部だと 750円~800円するメニューが、ランチタイムだとミニサラダが付いて 700円で食べられる。またそのランチタイムが 11:30~15:45と長いのもありがたい。

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 「大地の恵みの野菜カリー 700円」である。
 三種類あるランチメニューから選んだのがこれ。以前にも食べたことのあるお気に入りのメニューだ。辛さはスタンダード。見た目でそそられますなぁ。中央の大きな完熟トマトの赤とヤサイの緑のコントラストが美しいでしょう。

 他に具はナス、ピーマン、オクラ、ニンニク、キャベツ。そして、最近ではこれがないとダメという魔法の野菜「パクチー」。以前これのニオイが苦手だったのが嘘みたい。
 トロミの少ないスープ状のカリーに、完熟トマトのほどよい酸味が効いて、とても美味しい。野菜の甘みが良く溶け込んでいる感じだ。大きなナスの食感もいい。

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 ご飯の量もしっかりあって、ランチメニューも言うこと無し。他にも沢山魅力的にメニューがある。また食べに来よう。

 ご近所で食べたことがない人は一度どうぞ。パクチーが苦手な人は、注文時にそう言えば抜いてくれますよ。

◆アジア型 YAMITUKIカリー YamiYami (ヤミヤミ)中野店
 中野区中野5-50-3 最寄駅:中野
 11:30-25:00 無休

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2008.10.08

「がんこ八代目直系町屋店」のトラック屋台

 がんこ八代目@末広町直系の町屋店が、真っ黒に塗ったトラックの屋台を出しているという話を聞いたのは、もう1年くらい前の話だったろうか。あちこちのイベントなどに出店しているということだった。でも、その出店しているという場所が遠かったりして、なかなか行くことができなかった。

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 ところが、この9月からは大手町のサンケイビル前のスペースに毎週水曜日の夜限定で出店しているという。大体19時頃から営業を始めるらしい。それは是非食べに行かなくては。そう思っていたところに、がんこ仲間のたけぞうさんが、幹事役を買って出てくれた。

 というわけで今晩、いつものがんこ仲間(たけぞうさん、FILEさん、メガネさん、ビッグスクーターさんに私の5人)が大手町に集まった。

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 夜だから判りにくいかもしれないけど、ホントに真っ黒に塗られたトラックが屋台に改装され、券売機までがボディーサイドに備え付けられている。大きなサイドオーニングを張り出して、その下には折りたたみ式の木製テーブルとイスが2セット置かれている。とはいえ、このサンケイビル前には他にも沢山丸テーブルとイスが用意されているので、席が足りなくなる心配はない。
 トラックの中には男女一人づつのスタッフがいるようだ。

 昨日、同じく八代目直系の落合店で「塩」を食べたばかりだ。男性のスタッフに「塩のコッテリはできる?」と聞くと「はい、できますよ」と二つ返事で答えてくれた。さすが八代目直系、判ってますなぁ。券売機で塩の食券を買って、待つことしばし。

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 「塩ラーメン(こってり)800円」
 なるほど、発泡スチロールの丼ぶりに入れられて出てくるわけだ。丼ぶりのサイズも小さめだし、スープ・麺の量ともに、お店より若干少ないような気がする。まあ、それも仕方ないことだろう。

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 それ以外は、まさに八代目の味だ。澄んだスープにしても、がんこらしい細麺も、大きなバラ肉ロールのチャーシューやメンマも、上品な背脂も、ネギ、海苔に至るまで、ちゃんと八代目してる。強いて言えば、わずかにショッパさが控えめかもしれない。
 旨いなぁ。屋台でこの味を食べられるのなら文句なしだ。

 大手町サンケイビル前の広場に毎週水曜の夜限定。少なくとも10月一杯は、やってくれるようだ。その後はどこに出店するのかはしらない。食べてみたい人は、お早めにどうぞ。

 一度昼間に、このトラックの全貌を見てみたいものだ。

◆宗家一条流がんこ 八代目直系 町屋店(のトラック屋台)
 千代田区大手町1-7-2サンケイビル 最寄駅:大手町

 町屋店:荒川区町屋1-5-8 最寄駅:町屋or町屋駅前
 11:30-14:30 17:30-23:00 休日: 無休

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2008.10.07

「がんこ小滝橋店@落合」の塩ラーメン

 なんと、気が付けば6月以来もう4ヶ月も行っていないことになる。我が家から一番近い「がんこ」だというのに、これはどうしたことだ?と考えて思い当たった。そうか地下鉄副都心線が開通して西早稲田に行き易くなったからだ。
 加えて7月末には、神保町にも。うん?何のことやら・・・アンガーラ!(^^;

 同じがんこでも、それなりに味も特徴も違うのに、なんだかもったいないことをした。そう思うともうとまらない。
 「がんこ八代目直系 小滝橋店@落合」である。

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 「塩ラーメン+味玉 900円」
 八代目というと、この「塩」を連想するファンは多い。八代目の「塩」で初めて「塩ラーメン」の美味さを知ったという友人もいるくらいだ。そして、ここ直系小滝橋店は、八代目の味を生真面目に守り通してくれている。

 この大きなバラ肉ロールのチャーシューが八代目系の特徴だ。スープをすすると紫蘇の芳香とともに、塩の旨みがジワリと来る。思わず笑みがこぼれる旨さとでも言おうか。

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 これに合わせる麺は、がんこらしい極細麺。硬めに茹でてあって旨いんですね。トッピングは他に味玉とメンマ、キザミねぎに海苔。そして、わずかに紫蘇の葉。

 いつもは、この塩をコッテリにしてもらうのだけど、今日はオリジナルのまま。久しぶりにジックリと紫蘇の風味をも楽しみながら、完食の全汁。いやぁ、旨いっ!

 東西線落合駅の東口を出るともうすぐ目の前、または右側にあります。ここの「塩」を食べたことのないかたは、是非一度どうぞ。あ、もちろん醤油も美味しいですよ。お好みでどうぞ。

◆宗家一条流がんこ 八代目直系 小滝橋店
 新宿区上落合2-25-2 最寄駅:落合(東西線)
 11:30-15:00過ぎ頃まで 17:00-22:00
 但し土曜は20時まで 日曜休

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2008.10.05

映画「ガリレオ 容疑者Xの献身」

 昨日封切りされたばかりの「ガリレオ 容疑者Xの献身」である。フジTVの月9ドラマで昨年秋放映されていたのを見ていたのだけど、高視聴率を得ていたそうだ。実際面白かったので、家内と二人で観に行くことにした。
 目指す映画館はいつもどおり「夫婦50割引」を利用できる「ユナイテッドシネマ豊島園」。今回はネットで座席を予約しておいたので、早めに行く必要もない。というわけで 10:45の上映時間に合わせてクルマでGO!

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 主演はもちろん福山雅治で柴咲コウとの美男美女のコンビ。でも、今回の映画では助演の堤真一が光っていたなぁ。

 以下、一部ネタバレありかも。
 福山雅治演じる天才物理学者ガリレオと、堤真一演じる天才数学者石神との頭脳の戦い。石神が引っ越してきた隣人母娘をかばって仕掛ける難問に立ち向かうガリレオ。そんなストーリーで、充分見応えがあるし面白かったのだけど、ちょっと釈然としないエンディングでもあった。「さっぱり分からない」というほどではもちろんない(^^;

 元々が事故に近いような形とはいえ、罪と言うにはあまりにも無情な殺人から始まってしまっているがゆえに、ハッピーエンドにはなりえないのが判っていたからだろうか。
 何故石神がこの母娘に会う直前にそこまで落ちたのかが、ちゃんと描かれていれば、もう少し印象が違っていたいたのかもしれない。きっと「実に面白い」映画であったろう。

 今回は柴咲コウも北村一輝も完全にワキ。松雪泰子と堤真一の好演が光っていた映画なのでした。

 そうそう、昨日その封切りに合わせて「ガリレオ エピソードゼロ」なるスペシャルドラマをやっていたのだけど、その中で学生時代の草薙刑事を演じていたのが、佐野和馬君。あのTBSドラマ「砂時計」で中学高校生時代の大悟役を演じた彼だ。映画「東京少女」で夏帆と共演して以来に観た。かたや杏役の小林涼子は、先日のドラマ「魔王」で重要な役所を演じている。砂時計ファンとして、彼にもこれをキッカケにいい役が付くといいなぁ、と思っている。

◆ガリレオ 容疑者Xの献身
 http://yougisha-x.com/

◇ユナイテッドシネマ豊島園
 http://www.unitedcinemas.jp/toshimaen/index.html

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2008.10.04

08小さなラどん旅2「手打うどん茂七」

 「みんみん@八王子」を出たのが12時ちょうどくらい。カリビ号に乗って、下道を1時間ほど東へと走る。適当にラーメンもこなれてきた頃だ。着いたのは小平市、「手打うどん 茂七」である。

081004mk01 C師匠によると、武蔵野うどんの店なのだけど、これまで食べた東村山を初めとした、どこの武蔵野うどんとも違うタイプなのだそうだ。ほほぅ、それは大変興味深い。
 13時ちょうどに着くと、カウンターのみ10席ほどの店内は、ほぼ満席。我々7人が揃って入れるはずもない。1番手で私が店内に入ると、奥さん(らしき人)が外に残った人数を見て「何人様ですか? 時間がかかりますが」と申し訳なさそうにおっしゃる。さもありなん。先客のうち7人ほどは家族連れで小さなお子さん二人とお年寄りもいる。「7人ですけど、バラバラで構いませんので」と順番に入ることにした。

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 「肉汁うどん 700円」
 メニューは「もりうどん 600円」と、これしかない。だから、もっとも「武蔵野うどん」らしいし、スタンダードだと思われる「肉汁うどん」にした。
 陰になってしまっているけれど「季節の糧もり」とかなり多目のダイコンおろしにお新香が付いている。

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 「肉汁」の方は、肉の旨味と野菜の甘みが良く出ていて、美味しいものだった。
 でも、何より特徴的なのは、このうどんの太さ。これまで出会ったどんな「うどん」より太い。「ホウトウ」だってもっと平べったい。実際食べてみると、もうこれはコシとかなんとかいうレベルではなく、硬いというか歯ごたえのカタマリとでもいうか。2本以上まとめて噛むことができないくらいだ。しばらく噛んでいるとアゴが疲れてくる。小さな子供やお年寄りだと、噛み切れないのではないかと思う。それほどの食感なのだ。

 この硬さは「吉田うどん」に匹敵する、もしくは上回っているかもしれない。ちなみに北海道産の粉を使用しているそうだ。でも決して硬いだけではない。ちゃんと小麦粉の味がする美味しい「武蔵野うどん」になっていた。

 後から入店したY嬢とN氏を残して、大満足で店を出た。入れ違いにNk氏が入店。
 なんだか「みんみん」のラーメンと、ここのうどんとで、お腹の中は小麦粉でパンパンだ。もう1軒という説もあったけど、私を含め皆さん、ここで撃沈のようだった。

 井荻まで戻っての別れ間際に、次は東京湾を渡ろうと約して解散となった。さて、いつ実現するか。ものすごく楽しみである。

◆手打うどん 茂七
 小平市小川町1-406-3 最寄駅:西武拝島線東大和
 11:30-15:00(売り切れまで) 木休
 2015/6/4追記:2015/5/19の営業をもって閉店したそうです。

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08小さなラどん旅2「みんみん@八王子」

 「パニパニ@中野」での会話から決まったミニ旅である。10:00に井荻で待ち合わせ。10分前に着いてみるとC師匠が既に愛車で到着している。そして大二日酔いのNkさん、MSさん、Cbさん。寝坊して遅れてきたのはY嬢、Nさんと、今回は総勢7名。結構な人数となった。

 本来は中央道で八王子を目指したいのだけど、秋の行楽シーズン。当然のごとく渋滞が始まっている。例によって中央拘束だ。仕方ないので、すいている関越経由での多摩地区入りとなった。そして、この地区へのラどん旅となれば、どうしても外せないのはここ。スタートは「ラーメンみんみん」である。

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 私とC師匠が愛してやまないラーメンである。そしてC師匠をして「『みんみん』を知らずして東京ラーメンを語るなかれ」と小声で(^^;言わしめるほどの「八王子ラーメン」の雄でもある。

 店に着いたのは11:30を和少し廻った頃。幸いまだすいていて奥の小上がりに7人揃って座ることが出来た。ビールを頼んで待つことしばし。

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 「バラチャーシューメン(大盛) 740円」
 チャーシューを減らせば、これぞ八王子ラーメン。濃い醤油色のスープと加水率低めの細ストレート麺。熱々のスープをラードが蓋をする。そして刻みタマネギとスリおろしたタマネギの両方が載る。このタマネギこそが八王子ラーメンの特徴で、醤油味になんともいえない甘みを加えている。ラードが加えられているからといって、少しもしつこさを感じさせないのだ。

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 今回は「初みんみん」の友人達のためにデフォルトでと思い「カタメで」と頼んだわけではないのに、わりと硬めに茹でられていた。でも、私的にはこれくらいがちょうど良い。友人達も違和感はなかったようだ。そして、バラ肉ロールのチャーシューは薄めだけど、これがまた旨いし、醤油ベースのスープに実によく合っている。

 でも、なんと言ってもこの店のラーメンはこのスープ。毎度のことだけど、これが残せないんだよね。

 皆さん、満足してくれたようだ。全員完食。私やC師を含め全汁した人も何人もいたようだ。

 ということで「小さなラどん旅」の1軒目はおしまい。お次へと続きます。

◆みんみんラーメン
 八王子市楢原町437-1 最寄駅:西八王子(3.3km)
 11:00-20:00 月曜休

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2008.10.03

ラーメン川崎家@川崎榎町店3

 定例の川崎でのセミナー。中途半端な時間に終わったので、中休みのある「二郎@川崎」には行けない。となると、いつものことだけど近場の横浜家系「ラーメン川崎家 榎町店」である。

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 「ラーメン 600円」
 家系の特徴はまさにこのラーメンに集約されている。豚骨正油の見た目だけでも濃いスープに酒井製麺製の中太ストレート麺。トッピングには厚めのチャーシューと海苔3枚に、ほうれん草。そうこれなんですね。紅生姜とチャーシューの上に乗っているニンニクと辛味噌、おろし生姜は、後から自分で加えたもの。もちろん胡椒も忘れません。

 今日は「硬め、濃い目、多め」。ちょっと動物臭があって、好き嫌いが別れるかもしれないけど、もういかにも家系というラーメンで私的には文句なし。

 「二郎でなきゃダメ」という時の代替にはならないけれど、川崎で家系を食べたいなぁという時には、実に有り難い店なのでした。
 家系好きな人でしたら、一度是非どうぞ。

◆ラーメン川崎家 榎町店
 神奈川県川崎市川崎区榎町6-2
 最寄駅:京急川崎・JR川崎
 11:00-22:00 水曜休

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2008.10.02

旭川らあめん こもり@四谷

 四谷界隈では旭川ラーメンの食べられる店として、結構有名だ。前回食べたのは一体何年前だったろう。店の前はよく通るのに、そして大好きな「旭川系」ラーメンだというのに何故か素通りしてしまっている。今日は「エリーゼ」の行列が思ったより長かったので、久しぶりにこの店に入ってみることにした。「旭川らあめん こもり」である。

 カウンターのみ8席の店内は 12:50分頃でほぼ満席。一席だけ空いていた。外の券売機で買ったチケットを渡すと麺はどれにしますか?と聞かれた。壁に貼られた写真を見ると「細麺・中太麺・平打ち麺から選べる」とある。平打ち麺はまるで「きしめん」のような幅広のもの。ゲッ、そんなのヤだ。旭川ラーメンと言ったら細麺でしょう。

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 「醤油ラーメン(大盛+50円) 670円」
 出てきたのを見た瞬間、エッ!?と思った。だって、麺がスープの上に露出しているんだもの。一部がじゃなくて全面的に。要はスープの量が圧倒的に足りない。大盛りにしたのがいけなかった? スープの量は普通盛りのまま? ドンブリは大きめなのになぜ?

 気を取り直して食べ始めるのだけど、なんとなく味気ない。まるで伸びきったインスタントラーメンを見ているみたい。旭川系らしく加水率低目で卵色の麺は、たしかにそれらしい。麺自体は割りと好きなタイプ。量が多いのも嬉しいことだ。でもスープが少ないので持ち上げも何もあったものではなく・・・、麺がスープの中で泳ぐ余地はないらしく、下の方の麺はダマになってるし。加藤製麺製だと思っていたけど、果たして今もそうなのだろうか。だとしたら、ちとかわいそう。

 脇に見えているスープは、茶濁した豚骨醤油でいかにも旭川系を連想させるもの。そのわずかに見えているスープをかろうじてレンゲですくって飲んでみると、旭川系のもう一つの特徴である魚介の部分は今ひとつ感じられなかった。まぁ、これほどスープが少ないと、なんとも評価のしようもないわけで。

 マズイというわけではないんだけどね・・・ラーメンを食べたという気にはなれなかったなぁ。都内の旭川系の中では、もう老舗と行ってもいいくらいだと思うのに、ちょっと残念な作り方だった。店員さんによって違うのだろうか。

◆旭川らあめん こもり
 新宿区四谷1-20 最寄駅:四ッ谷
 11:00-24:00 土日祝 11:00-22:00 無休

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2008.10.01

「好日@東中野」のつけ麺

 私にとって「つけ麺」と言えばこの店。前にも書いたけど、私はこの店で「つけ麺に覚醒した」と言っても過言ではない。それまで、どちらかというと「イロモノ」的に見ていた「つけ麺」の印象を一変させてくれた店なのだ。「麺汁食膳 好日」である。

 東中野の南口(山手通り側)を出て、徒歩2分という好立地なのだけど、何故かなかなか途中下車をすることがない。わが町中野のひとつ手前の駅であるがゆえに返って家路?を急いでしまうからかもしれない。

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 「つけ麺(普通盛) 700円」
 もう少し麺の色が白かったら、パスタかと思ってしまうだろう。いかにも女性店主らしい心遣いを感じさせる盛り付けだ。茨城産の地鶏の卵を混ぜて一晩熟成させるという、この自家製麺の太ストレート麺は、いつ食べてもツルツルのシコシコで、思わず唸らせられる。

 見ての通り透きとおったアッサリめのつけ汁は醤油ベース。煮干しの香りが素晴らしい。ツルツルの太麺は、よくこれだけスープを持ち上げてくれるものだと感心してしまうほどだ。つけ汁の中には細切りにされたチャーシューとメンマが入っていて、麺と一緒に頬張った時の食感もいい。

081001kh02_2 スープ割りがポットに入れられて出されるのもいいところ。私の場合はつけ汁に入れて割ってしまわずに、いつもダシだけで飲むようにしている。これがまた美味い。つまり二度楽しめるわけだ。
 この店へ行ったら、是非一度レンゲにでも受けて試してみてはいかが? この店のラーメンやつけ麺がどうして美味しいのか、その一端がわかるのではないかと思います。

 ともあれ、未食の方は是非一度とお薦めしておきます。わざわざ食べに行くだけの甲斐があるお店だと思います。

◆麺汁食膳 好日
 中野区東中野1-53-7 最寄駅:東中野
 11:30-14:30 18:00-21:00 日曜休

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