08中野チャンプルーフェスタ2
続いて初日、土曜日に「薬師あいろーど商店街」で行われた『中野真南風エイサー』による「道じゅねー」の様子をご覧頂く。
「道じゅねー」とはエイサーが太鼓を打ち鳴らし舞い踊りながら、道を「じゅねー(練り歩く)」することで、ステージなどで距離を置いて見るのと違って、目と鼻の先で演じられるエイサーの、その迫力たるやなんとも凄い。
今年も「道じゅねー」は、この「薬師あいろーど」の他、「中野サンモール」、「昭和新道商店街」をメインとする三つのコースで繰り広げられる。全部で13団体25回かな?に渡る「道じゅねー」、これは見ない手はない。
先頭を行くのは「旗頭」。エイサーではこの旗を勇壮に振り上げるわけだけど、そこは国際都市という名のミニアジア東京、四方八方に電線が張り巡らされていて、旗頭も一苦労だ。
続いては「地方(じかた)」と呼ばれる三線弾きと謡い。この三線と謡いのウデでエイサーの出来が違ってくるというのだから、大事な役目だ。今日は一人だけ、ちとツラいね。
その次を行くのが勇壮な「太鼓打ち」。また、これがカッコイイんだな。普段の彼らからは、ちょっと想像できないくらいに男らしく見えてしまう。沖縄ではエイサーの太鼓打ちはモテるのだそうだけど、さもありなん。少なくともこの瞬間は「お前らズルイっ!」と思うほどカッコイイ。お嬢さんがた、ご注意あれ。
続いて「手踊り」。可愛らしい女性たちが可愛らしい姿で伝統の手踊りを披露してくれる。男どもの太鼓打ちに比べると地味に写るかもしれないけど、いやいやそんなことはありません。大きなかけ声と可憐な踊りでエイサーの中心を担う美しくも心優しき乙女たちなのだ。彼女たちがいなければ、太鼓打ちの野郎どもは力の半分も出せないだろうしね。
「ちょんだらー(京太郎)」。いわゆるエイサーの中にあって、見てのとおり道化的な立ち位置になる。でも、これをやるのは実はエイサーのベテランで、全体の動向を把握しつつアドバイスを与えたり、隊列の乱れを直したりと重要な役回りを果たしているのだ。
演者たちの中には今回がデビューとなる者も多かったそうだ。緊張してもいるのだろうけど、みんな笑顔なのがいい。この日の為の練習だったのだもの。臆することなく存分に舞えばいいと思う。
(モザイクかけちゃったけど、みんな笑顔です。可憐な乙女たちなので念のため)
そして見ている私も思わず笑顔。沿道に集まった観衆もつられて皆笑顔だ。いいなぁ「道じゅねー」。できることなら、もう少し広い道で自由に舞わせてあげたいものだ。
というわけで(3)へ続く。
◇東京中野真南風エイサー
http://mahai.daa.jp/aboutus/
◆中野チャンプルーフェスタ 2008
hhttp://nakano-chan-fes.web2.jp/index.cgi
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