「支那そば 温洲軒」のあたたかさ
曙橋で途中下車。久しぶりに「アローカメラ」を覗いてみたかったからだ。中古カメラやレンズでおなじみのこの店は、私にとってはフィルターや小物漁りの場でもある。
で、ここまできて昼食と言えば「支那そば温洲軒」である。すぐ隣りには「赤道」もあるし、横断歩道を渡れば「北の大草原」もある。でもでも、今日食べたいのはもっともっと普通の温かいやつ。
店の前まで行ってみると、カウンターだけ6席の店内に幸い先客はゼロ。優しいご主人と柔らかな笑顔の奥さんがにこやかに迎えてくれた。

「タンメン(大盛) 800円」
ここのタンメンが好きなのですよ。どこがどうというような特別なものはないのだけれど、ここのご夫妻のように優しくて温かい味わいなんですね。
ラヲタ撮りした左の画。どうどう?美味しそうでしょ。温かそうでしょう(^^; 野菜のシャキシャキ感と中細麺のツルツル感、そして優しい塩味。たまりませんな。
鈍色の寒空の下、曙橋からここまで歩くわずかの間に冷え切ってしまった身体を暖めるには、文字どおり「温洲軒」である必要があったのです。そう、生き返る思いの一杯なのでした。
昨年 5/7のオープンからもうじき9ヶ月。今日はたまたま空いていたけれど、もうすっかりこの地に定着したようで、お隣りさんより繁盛しているようす。お昼時はお客さんの途切れる暇もないみたいだ。
こんな普通のラーメンが、今風のラーメン屋さんに伍してやっているのは凄いことだと思う。ここらの人は分かってますなぁ。
昔ながらの優しいラーメン(タンメン)。お近くにお越しの際には、一度どうぞとお薦めしておきます。
2009.10.16追記
この10/9をもって閉店したそうです。移転・再開等の情報は現時点では何もわかりません。
心温まるラーメンをありがとうございました。
◆支那そば 温洲軒
東京都新宿区荒木町8-3 のあたり
最寄駅:曙橋・四谷三丁目
11:30-15:00 18:00-23:00 土曜 11:30-23:00 日祝休
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