久しぶりの大きな病院
傘寿を何年も過ぎた母親の入院。30年以上も前の腹膜炎の手術痕から、内臓と脂肪の一部が皮膚の裏側にはみ出しているのだそう。ややこしい名前の病名がついているのだけど、まぁとにかく入院して手術することになったわけだ。
この病院には、その30年前の母も、10年ほど前の私も手術入院でお世話になっている。この地域には他に大きな病院がないから、入院というといつもここだ。町の総合病院としてすっかり根付いている。久しぶりに来てみると、外観はもちろん、中もほとんど変わっていない。なんか随分ボロッちく見えるなぁ。現在のビルになってから、もう40年も経つそうだから、そろそろ建て直すべき時期に来ているのかもしれない。
てなことはおいといて、入院の翌日、つまり今日が手術の日。午前11時から手術だそうだ。ご家族は10時過ぎには来ていてくれというので行ってみると、午後に変更になったという。どうやら急患かなにかが入ったらしい。もともと手術室がいくつもあるような大病院ではないので、そんなこともあるだろう。それも仕方がない。
そして午後。病室でいくら待っても何も連絡がない。痺れを切らして聞いてみると、なんと3時半頃の予定だという。おいおい、そうと判っていれば、その時間までにひと仕事もふた仕事もできたではないかいな。ったく、もう。
急ぎの案件だけでも片付けておくつもりで一旦出社すると、すぐに携帯が鳴って、なんと2時半からの手術に繰り上がったという。なんとか家内を先にに行かせておいて、こちらも慌てて戻ることにした。
結局、一時間ほどだったはずの簡単な?手術は2時間を超え、一日中振り回された家族はグッタリ。まぁ、成功だったからいいんですけどね。しっかし、オペを待たされる患者の気持ちや家族のことは、きっと考えてくれてないよねぇ>大病院
「手術は無事成功しました」と言いながら執刀医は、切り取ったばかりの血まみれの肉片を、説明の足しにと我々に見せてくれた。「グェッ!」てなもんですよね。そんなことされたら、今日は「石松」に行けなくなってしまうではないですか(^^;
・・・さすがに「そのハラミとアブラ、旨そうね」とは言えまへんて。
そんなこんなで、本ブログの更新もストップしておりました。すいません。m(_ _)m
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コメント
とにかく無事に終わって、何よりでしたね。
でも、その後しっかり「石松」で出会ったというのが、素晴らしいというか何というか…… (^^ゞ
投稿: Nylaicanai | 2007.08.07 17:29
無事終わってようございました
なるほど… 待たされる側の心理。確かにそうですね。
お待たせするのは不本意。考えていますと言いたいのが本日のmi87の本音(笑)
待たす側の心理… 何があるかわからない検査や手術の日くらい、もったいない精神は捨ててください(笑) 大事な家族の体のことです。どんな些細な検査や手術でも100%は保証できかねます。 大病院で働いているのもまた人の子です。
何度もそんな思いを体験しているものとしては…体から切り離されたのもを見て、全身状態の安定を見届けてから石松で一杯っ♪ をおすすめいたします~
ご無礼 ご容赦くださいませ
投稿: mi87 | 2007.08.07 23:44
▼Nylaicanai さん
石松に行くのはすっかり習慣というか、クセみたいになっているので、そんなすごいブツを見た後でも、普通に足が向いてしまいます(^^ゞ
▼mi87 さん
なるほど、そうなんでしょうねぇ。待たす側の本音と心理、了解しました。今回の場合、たぶん手術室とナースステーションの連携がうまくなかったのでしょうね。
しかし、あんなものを見るのが日常の中にあるというのも凄いと、いまさらながらに思います。そりゃ、キッチリ切り替えないと無理なのでしょう。いずれにせよ、石松でイッパイはかかせないものです。
ご心配頂いた皆様。おかげさまで、本日退院の予定です。
投稿: BUSH | 2007.08.08 08:29