【新店・新味】青葉@西荻窪
6月28日木曜日、西荻窪にオープンした「青葉@西荻窪」である。もちろん中野に本店のある、あの「青葉」の支店だ。
都内を中心に既に11店舗もの支店を持つ「青葉」。これまでと同じように単に支店が増えるというだけだったら、わざわざ別の町まで足を伸ばすことはなかっただろう。実際地元中野の本店も、最近では行列なしで食べられる時間帯も多くなっているのだから。
でも、今回の出店は「新味」で勝負するのだという。暖簾もこれまでの白地に赤字ではなくて、黒字で「青葉」。スープも麺も変えたのだとか。となれば、古くからの青葉ファンとしては行かないわけにはいかない。
西荻窪駅北口を出てバス通りを北に200mほど。開店の10分ほど前に着いてみると、予想に反して行列は無し。一等賞だった。店内から聞き慣れた芳賀さんの低音が聞こえてくる。さすがに新味での開店ともなると、殆ど本店でも見かけることのない総帥が、自ら指揮を取っているようだ。
行列店となる前からさんざん通ったというのに、私も芳賀さんが店に出なくなってから足が遠のいていた。定刻となり暖簾を掛けに出てきた芳賀さんと目が合うと、なんとか顔を覚えていてくれたみたいで、挨拶を含め一言二言。実際の麺上げなどの作業は中野本店の店長がやるらしく、ご本人は普段着のままだ。
カウンターのみ12席の店内は広々としていて清潔。最近の青葉に共通の大きな釜が奥に鎮座してる。入ってすぐ右側に食券の券売機があった。
「特製中華そば 900円」
取り敢えず比較のために「特製」を選択。お値段が他の「青葉」より全て50円づつ高くなってる。全てと言っても「中華そば」と「つけ麺」の他にはそれぞれの「特製」と4種類しかメニューがないのは、既存店と全く同じ。でも、出てきたラーメンは違っていた。
既存店のスープは茶色がかった豚骨白濁だったのが、ここのはほぼ濁りのない清湯スープ。香りはまさに豚骨魚介のものなのだけど、スープをすすってみると、既存店とは違う、少し抑え気味な魚介風味。「とら会」によると、なんでも「鰹やいりこ、海老などを目立たせないように加えている」のだそうだ。
麺は、これまでの大成食品のものではなくて、サッポロのカネジン食品の中太ストレート麺。これは以前「青葉@中野」の10周年記念で貰った麺と確かによく似た食感だった。わざと柔らかめに茹でてあるらしいのだけど、ちゃんとコシもあってなかなか良い。まぁそれはいいとして、もう少しスープの持ち上げがいいと良かったかなぁ。個人的には大成食品の麺の方が好き。
具のメイン、チャーシューは大胆に薄めにカット(^^;されたものが5枚。こんなところでケチらないで欲しいなぁ。お味の方はいかにも青葉のチャーシューというもの。
青葉のウリの一つである味玉は、本店みたいな半熟トローリではなかった。たまたまそうだったのか、それとも意識してそうしているのか。
他に、本店より多めなキザミネギにメンマ、海苔。そして青葉らしくナルト。胡椒はデフォルトでは入ってなかった。
店を出る頃には満席。でも芳賀さんの姿は既に店内にはなかった。
この日1時過ぎには15人ほどの行列も出来ていたみたいだ。さすがは「青葉」。今のところ旧来の味の方が好きだけど、なんと言っても私がラヲタとなるキッカケとなった店だ。この新味も定着してくれると嬉しい。
次回は「つけ麺」を食べてみることにしよう。
◆中華そば 青葉 西荻窪店
杉並区西荻北2-11-7 最寄駅:西荻窪
11:00-22:00頃(スープ切れ終了)当面無休
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コメント
知りませんでした。他の青葉とは違う一杯ですか。機会を見つけて行ってみたいですね
それにしても、ひごもんずもあり、ラーメン大もありますから、西荻窪もラーメンマニアにはたまらないエリアになりそうです
投稿: shannon | 2007.07.05 00:25
ども、shannon さん。
あと、西荻でお薦めのラーメン屋さんに「はつね」というお店があります。
http://bush.air-nifty.com/bushlog/2007/06/post_ec6e.html
ちょっと遠いですが、南口をかなり南下したところに「翔丸」というお店もあります。
機会があったらどうぞ。
投稿: BUSH | 2007.07.05 09:11