校舎と変わらぬ景色
「母の日」である。毎年この日に行われる同窓会に顔を出すことにした。
かつて木造だった校舎は新しい鉄筋に建て代わり、みんなの憩いの場だった中庭もなくなってしまった。正門から入ると、とても我が母校という感じがしないのだけど、ここから見る景色はほとんど変わっていないように思える。古い本校舎前から体育館へと通じる道。一体ここを何百回?あるいは何千回通ったことだろう。
そして変わらぬ景色が残っているというのは、なんと安心感があることだろう。いずれはこの古い校舎や体育館も建て代わってしまうのだろうけど、それまではまだしっかりと昔日の面影を残した我が母校である。
また懐かしい顔達に会える。そう思って会場へ行ってみると、私の同級生達の出席者は15人を超えるほど。一年ぶりに会う顔や、卒業以来初めて会う顔もいて嬉しい限りだ。2学年上の先輩達もなかなか集まりが良いようだ。中には昭和31年卒業なんていうグループもいたりして、今年も盛況みたいだ。
話は尽きない。例によって続きは二次会、三次会へとなだれ込むことになる。二次会ではまたもや2学年上までの先輩方と居合わせた。これで「桃耳世代※」がちょうど3世代揃ったことになる。懐かしくも賑やかな夜は更けていくのであった。
※「都立桃耳高校・神様おねがい!篇」群ようこ(新潮文庫)
著者は私と同じ高校の二つ上の先輩。この本はその頃の高校生活がモチーフになって書かれたエッセイというか私小説です。
「桃耳世代」とは、群ようこ氏と同時期に「桃耳高校」に在学していた年代を指して言います。
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コメント
昨日は楽しかったね〜、お疲れさま。
早速、50年組の掲示板を作りました。
画像データ配信の際に、ついでに伝えてくれるとうれしいです。
投稿: ざっぴ | 2007.05.14 23:50
ども、ざっぴ。
お世話様でした。掲示板URLの件了解しました。
画像をupするのは週末かな。
投稿: BUSH | 2007.05.15 07:12