朝、ホームにて
こんな感じにホームからグラウンドが見える場所というと「ああ、あのあたりね」とわかる人は多いだろう。地下鉄が地上に顔をだす部分と大学のグラウンド。随分昔から変わらぬ光景だ。父の仕事場の関係で、子供の頃からわりと見慣れた光景でもある。
もしかすると、この光景を見ていたから大学生になってみたいと強く思ったのかも知れない。グラウンドやテニスコートを走るお兄さんお姉さんの姿を見るたびに、大学生活というものに激しく憧れたのを覚えている。
当時は、大学生活といえば他に「若大将シリーズ」という映画があって、そこで若大将や青大将達が繰り広げる自由なキャンパスライフ、という雰囲気に強く惹かれもした。
そんな思いがあったから、嫌いな受験勉強もなんとか続けられたし、なんとか大学に滑り込むこともできたのかも知れない。このグラウンドのある大学とは駅で4つ違い。近くてもほど遠いところだったけどね。にもかかわらず、実際に大学に入ってからは、こんなグラウンドを走りまわることもなく、バイトして飲んで遊んで、ってのばっかしだったなぁ。
あ、ベルが鳴ってる・・・電車に乗らなきゃ。
朝からポケーッとグラウンドを眺めながら、そんなことを思い出していた。
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コメント
学生時代の想い出って、生涯忘れることができませんよね。
私の場合、表参道に続く、同潤会青山アパートの前を歩くと、さまざまな些細な想い出が蘇ってきました。しかし、そんな青山アパートも表参道ヒルズの建設で取り壊されてしまいました。
先月、出張で上京した際、久々に表参道を歩いたのですが、すっかり様変わりしてしまっていて、少し戸惑ってしまいました。
少し寂しい気もしましたが、まるで神さまから『早く想い出から卒業しなさい』と諭されたようでした。
前を見て、ガンバろっと。
投稿: じゃいあん | 2005.11.16 19:33
じゃいあんさん
コメントどうもです。
子供の頃、父親と手を繋いでこの場所から同じようにグラウンドを見下ろしていたよなぁ。なんて思っているうちに次から次へと思い出が。毎日見ている光景でも、ふとしたことから想念がわき上がってくるなんてこともあるんですよねぇ。
でも、思い出からは卒業はできないかな。時々思い出すことも必要な気がします。本当に忘れてしまわないように(^^;
投稿: BUSH | 2005.11.17 14:55