6/5にオープンしたばかりだそうだが、そのまんまの名前なのに富津竹岡の「梅乃家」とは関係がないんだそうだ。そんな話が「とら会」で話題になっていたので気になっていた。
竹岡の「梅乃家」と言えば毎夏、内房方面へキャンプにいくと必ず立ち寄るお店で、私はここのラーメンの大ファンなのだ。だから「竹岡の」とは関係がないと聞いても、店名が「竹岡らーめん・梅乃家」なんだもの。いてもたってもいられないから座っていた・・・ぢゃなくて、今日とにかく食べに行ってきた。
13:20頃に着くと 10席ほどのカウンターだけの店に先客は5人ほど。券売機の前で迷った末、チャーシューメン 750円にタマネギのトッピング 50円にした。
(上の画像は富津竹岡の「梅乃家」のもの)
何を迷ったのかというと、竹岡の「梅乃家」だと、ただのラーメンでも分厚くて美味しいチャーシューが5枚ほども入ってきて、これがチャーシューメンともなると、これでもかというくらいにチャーシューが入ってくる。チャーシュー好き、肉好きと言えど、ちとツライくらいの量になってしまうのだ。
上の画は一昨年に撮った富津竹岡のチャーシューメン。絵ではわかりにくいが、丼の上に載っている大きなチャーシューと同じ大きさのが底にも「敷き詰められて」いる。まぁ、ここは東京 且つ あの竹岡の「梅乃家」とは関係がないというからには、それほどのことはあるまいと判断したわけだ。
さて、待つこと数分。待望の「竹岡らーめん」が出て来ましたよ。スープはこぼれていないし(^^;、チャーシューの量もいわゆる東京のそれと同じで普通。ホッとしたような物足りないような不思議な気持ち。でも実際に食べてみると、麺・スープ・チャーシューともに、竹岡とはかなり違っていて、共通点はきざみたまねぎとスープの色、濃い色のメンマ、こんなもんかな。
スープは竹岡と同じでチャーシューの煮汁をお湯で割っただけのものなんだろうか。随分まろやかにしたような印象がある。つまりあの竹岡的にキツくて尖った醤油煮汁のまんまというのではないようだ。(竹岡のはそれがいいのだけれどね)
麺は先行情報どおり、生麺の細縮れ麺。看板には「体にやさしい多加水麺」とあった。しいて言うと、もっと加水率の低い中太麺くらいの方が合うのではないかと思ったが、それも私の好みというだけかもしれない。
竹岡のお店のラーメンは「麺が乾麺でさえなければ他は文句ないのに」といつも思っていたし、友人ともよくそう語り合っていたものだが、今回似たラーメンを食べてみて、それだけではないことがわかった。要はスープと麺のバランスなのね。・・・と何を今更言っているのか(^^ゞ
チャーシューも竹岡のそれとはまるで違って、豚バラ肉のブロックをそのまま煮込み、ベーコンのようにスライスした感じだ。また何よりも量が違う。美味しいのだけど、あの分厚くて脂身もきっちり乗った竹岡の食感が恋しい。
やっぱり全てを比べてしまうなぁ・・・。「関係ない」としているお店にとってはきっと迷惑な話だろう。実際似て非なるモノなのだから。
誤解のないように書いておくと「いやいや、なかなか美味しいではないの」だ。むしろ竹岡のそっけないチャーシュー煮汁スープと乾麺の組合せよりはいいのかもしれないなぁ。
たぶん殆どの人は竹岡の店のラーメンを食べているわけではないだろうから、当然いちいち比べはしない。であるなら、これはこれで美味しい竹岡式ラーメン東京版として残ってほしいものだと思う。
ともあれ、アクアラインを通って富津竹岡まで飛んでいきたくなった。
◆竹岡らーめん 梅乃家 (梅の家)
港区白金台2-26-13 最寄駅:都営浅草線 高輪台
営業時間(仮)11:00~21:00 無休(らしい)
◇補足 2005.7.17 富津竹岡の本物「梅乃家」に行ってきました。
◇関連記事:竹岡らーめん 梅乃家@西新宿
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