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2005.03.08

キリング・フロアー

 2000年日本冒険小説協会大賞 且つ 米アンソニー賞最優秀処女長編賞を受賞した「キリングフロアー」リーチャイルド(講談社文庫)である。
050307_3 元軍人しかもMP。軍内の犯罪者や荒くれ者であるが戦闘のプロでもある猛者どもを相手にする憲兵だっただけに、彼ら以上に戦闘のプロでもあり、FBI並みの犯罪捜査能力を持つ、という設定の「そんなんありか?」的主人公がまず特異である。彼がアメリカ深南部の名もない小さな町で巻き込まれる大謀略・・・いやぁ前回「拳銃猿」V.ギシュラー(ハヤカワ文庫)」を読んだときにも感じたけど、わりとカラッと明るくドンパチしてしまうのがアメリカっぽくていい。てっきりアメリカ人作家だろうと思ったら、著者はイギリス人ですと。
 「一人だけの軍隊」D.マレル(ハヤカワ文庫)に代表されるような、戦争体験を重く引きずる元軍人が主人公という、この手の小説にありがちなパターンではなく、悪漢どもをいともアッサリぶち抜いてしまうところもいい。「良心の呵責のようなものを感じないか」というような質問に「ゴキブリを殺すのにいちいち何か感じるか?」てな感じで応じる主人公の、どこか突き抜けてしまっているキャラクターもスカッとしていて、一気読みできる作品である。
 未読のかたは是非どうぞ・・・って、もう結構前の作品だから今更感もあるなぁ(^^ゞ ここ何年間か冒険小説協会大賞系の作品を読んでなかったので、しばらくの間はこれらだけでも相当楽しめそうである。
 

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